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Lost in Order  作者: はりまる
15/22

15話

「早くきなされ」


動きは遅いはずなのに一歩一歩が着実だ。


自分の方が若さがあるはずなのに全然ついていけていない。


なぜ、老人に追いつけない。


特別なことをしているようには見えない。


追いつけない…。



「ここで休みを取る。休みなさい」


素早い手つきでテントを立てる。


寝袋の中に入る。


ご老人の言葉が頭の中で木霊する。


『そんな心意気でこの依頼を受けたのか…』


ゲームに心意気も何もないじゃないか…。


でも気になる。


心意気がないと受けてはいけないクエストなのだろうか。


そうこう考えている間に朝となる。



「行きますよ」


老人は歩く。それに続く。


昨日より足取りが重い。



山を登り中部で目的のものを採取する。


「これを持って帰れば問題ねぇ」


そういうとご老人は腰を下ろす。


帰らないのかと問うと、


「山を登ったんじゃ、少しくらい休ませんかい。お前さんは何もしておらんてからに」


確かに、ここには着いて来ただけ。


特にモンスターなどが出て来たわけでもない。


それならなぜ一緒に来たのか。


謎は深まるばかりだ。



受付「確かにお預かりしました。それではお疲れ様でした」


報酬金だけいただいた。


帰ろうとした瞬間、受付さんとご老人の話し声が聞こえる。


受付「今までお疲れ様でした」


「最後がこんなものになってすまなんだ」

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