1プロローグ
俺島袋和磨は、沖縄の中学校に通っている。俺が通っている中学は地元で有名なワルが集まる学校で、俺自身も不良と呼ばれていた。
特に俺と幼馴染の金城洋平〈キンジョウヨウヘイ〉は問題児として地域で知らない人はいないほどっだった。
2年生終わりの終業式の後担任の先生に職員室に呼び出された。
『なんだよ今日は、何もしてねーぞいきなり呼び出してんじゃねーよ』
『和磨将来の夢とか今夢中になってることあるか」
『今が楽しければ良いんで特にねーよ』
『そっか、今はそれでいいかもしれないが大人になって絶対後悔するぞ勉強でも部活でも何でも良いから夢中になれるものや夢を探したほうがいいぞ」
『俺だってこのままでいいとは思ってないけどどうしたらいいか分からないんだよ他に話がないんだったら俺帰る」
そういって職員室を出てそのまま学校を出た。
俺は先生に言われた言葉が何度も頭の中で鳴り響いていた。俺はどうしたらいいのかと考え事をしていたら見慣れた港についていた。
俺が一人でいたいときや、イライラした時に、よく来ている所だ。一人で色々考えていると洋平が声を掛けてきた。
「やっぱりここに居たか、校門の所で和磨が出てくるの待ってたのに深刻なそうな顔して俺に気づかず一人で帰るから。絶対港に行ったなと思ってここに来たけどどうした。今までも何度も呼び出された事あったろ今日な何を言われたんだ?」
「なあ洋平お前何か夢ってあるか、さっき先公にこのままじゃ後悔するから夢中になれるものとか夢を探せって言われたけど確かにこのままじゃいけないとは思うけど、何をしたらいいかわかんねえんだよ」
「俺は夢は特に分からないけど、和磨変わりたいなら沖縄から出たらどうだ。このままここに居ても何も変わらないと思うぞしかもお前が変ろうとしたら絶対邪魔してくる奴いると思うから和磨を知らない場所でゆっくり探してみたらいいじゃないか。まあ言っても俺たちもう少しで3年だから県外の高校に進学でいいじゃないか」
「洋平お前はそれで良いのかよ俺はお前と居るのが楽しいから、だったら洋平お前も一緒に行こうぜ」
「変わりたいんだろ、だったら俺が一緒ならいまと変わらねえじゃねーか1から一人でやってみなよ」
「ありがとうなんか分かった気がする俺東京の高校行くわ、東京って格好良くない?」
「その理屈は知らんけどまあ頑張れ」
その日の夜両親に今日あったことを全部話して、高校は東京に行くと行った
「お前がそうしたいって言うなら俺たちは応援するけど、2つ約束してくれ一つ今から中学卒業するまで絶対に喧嘩しないこと2つ目は高校に入ったらバイトして自分でも稼ぐこともちろん父さん達も援助はするが自分で決めた道だ人に頼ってばかりではダメだそれを守れるなら自分で決めた道だからとことんやりなさい」
その日から俺はもう勉強し見事東京の進学校に合格した。
そして、3月東京出発の日俺はトレードマークのリーゼントをやめた。今日から島袋和磨の新しい人生が始まった。
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