第2回 犬と猫(ペルシャ猫・彩色編)
モッフモフの夢を見つつ。しっかりと猫様の色を塗っていきますよ。
なお、今回は全体的に柔らかな雰囲気を出すため、「黒」は一切使いません。ふんわり感を出したい時は、暖色系で影を取ると柔らかい印象になります。
1)ポイントカラーと目元から。
2)今回の影には「グレー」を使います。
しかし……これだけ見ると、結構怖い(汗)
3)「グレー」の上に「赤茶色」で暖色を足します。
ゔ……き、きっと、ここから可愛くなるはず。
4)「サックスブルー」で白い毛並みの清潔感を醸し出すフリをします。
5)目元に光を入れつつ、口元のネコテックス(唇部分)の線を太めに補強します。
また、この辺りから毛並みの模様を入れていきます。
柴犬の時には「引っ掻く感じ」と表現しましたが、今回はちょっぴり「掬う感じ」でラインを丸くします。
こうすることで、線の印象も柔らかく見せようと企んでおるのです。
6)毛並みを「掬う感じ」で書き足しつつ、色を馴染ませていきます。
真っ白でも良かったのですが、ほんのり体温を感じさせる色にしたかったので、ベースには「バニラホワイト(ほんのり黄味がかった白)」を使っています。
7)足の下部分は少し濃いめのブルーを入れて、奥まっている感じを表現してみます。
ここで黒を入れてしまうと、シャープな印象が強くなってしまうので、繋ぎにはブラウンを使います。
8)尻尾には入念に毛並みを入れていきます。
9)全体に線入れをし直して、完成です。
う〜ん……とはいえ、撮影するとバニラっぽい色味が飛んでいる気がします……。
色のチョイス、失敗だったかな……。
と、変な反省はさておき。
今回は「毛並み」の描写を紹介するために、短毛種と長毛種をそれぞれ選んでみましたが、犬種と猫種はこれだけではないわけでして。
次回は冒頭で少し触れた「それっぽい特徴」を意識して、ある程度の犬と猫の種類の描き分け方なんかを紹介できればいいなと思います。
どうぞ、よろしくなのです。




