【リクエスト・ギャラリー】第36回 「源竜次」
キャラクター名:「源竜次」
作品名:『鬼斬り剣士の異世界平定記』
作者様名:チャラン様
【あらすじ】
ある日、異形のオーガに追われる銀髪の美少女と兵団を
源竜次は工場勤務の帰りに目撃し、救援に向かう
苦戦している兵団の隊長に託された宝刀ドウジギリを
練磨した剣技で見事に扱いオーガを倒した竜次は
銀髪の美少女、平咲夜に惚れ込まれた
平咲夜は、異世界アカツキノタイラの乱れを治めるため
法具で日本への歪を開き、石化した国鎮めの銀杯の一つを求めに来たという
咲夜はアカツキノタイラに存在する縁の国の姫であり
竜次に異世界と縁の国、それに咲夜自身を守って欲しいと懇願した
日本に親類縁者のしがらみなく、未練もない竜次の返事は決まっていた
源竜次は鬼斬りの剣を振るい、異世界アカツキノタイラを駆け巡る
◆◆◆
平々凡々な、いつも通りの帰り道のはずが。竜次さんの目の前で繰り広げられるのは、まさかまさかの鬼退治⁉︎ しかも、美少女連れの兵団の方が明らかに分が悪く、どこをどう見ても大ピンチではありませんか。
普通であれば、臆病風に吹かれて逃げ出すところですが……ひょんなところで「腕に覚えのある」竜次さんは、咄嗟に助けなければと戦場へ。そうして、運命の出会いとも言うべき、宝刀・ドウジギリを手にした刹那……あれよあれよと言う間に、颯爽と鬼退治を完遂してしまうのです。
冒頭初っ端の活躍ぶりから「惚れてまうやろー!」な展開ですが、ニクい事に竜次さんは美丈夫なナイスミドル。剣の腕も確かなら、人柄の堅実さも高水準でありまする。
そんな竜次さんに助けられた咲夜姫は、本来の住まいである「アカツキノタイラ」の乱れを鎮めるため、そして……平定の道中、咲夜姫本人を守ってほしいと助力を願い出ます。
一方の竜次さんはと言えば、旅立ちの弊害になるのは勤務先への義理立てだけ。そうして、そちらにもしっかりと「お断り」を入れて、いざ行かんと異世界・アカツキノタイラへと乗り出せば。銀杯求む道中、襲いくるは色とりどりのオーガと悪人達の群れ。だけど、そんなことでへこたれちゃ、いられない。自分の腕と宝刀には「アカツキノタイラ」の平和がかかっている。時に激しく、時に賢く。鮮やかに戦場を立ち回る、竜次さんの八面六臂の大活躍に乞うご期待!
ではでは、ここからはとっても頼りになるナイスガイ(30代)な竜次さんを描いていきますよ!
1)今回のコンセプトは「引き締まったダンディ」でございまして。
右腕1本で「力強さと逞しさ」を表現しようと、目論んでおります。
なので、最初から「右腕」を全面に押し出し、筋肉質な感じを表現してみようかと。
刀を描き描き。
線画はこんな感じ。
衣装は現地調達したものを着流しにしているのを想定していますが、インナーにはTシャツを着ていたりします。
2)はい、お待ちかね。大好きな筋肉を塗っていきますよ(えっ?)
まずは赤茶色で筋のラインを取ります。
男性の筋肉を塗る時はしっかりと影を取り、凹凸が感じられるようにすると、逞しさを演出できるのではないかと。
ハイライトを残しつつ、肌色を載せます。
塗り残した部分に、さらに薄い肌色を差します。
肘部分が突き出しているのがほんのり伝われば、御の字です。
3)この調子で全体を塗っていきます。
着物の色選びに迷いましたが、「こなれた感じ」と「渋い感じ」を演出しようとススキ色を選んでみました。
渋さで選ぶのなら、紺でも良かったのですが「自由気ままを絵に描いたような風貌」ともなれば。
ややユニフォーム色が強い紺よりは、こちらの方が洒脱に見えるかな、と思った次第です。
4)出来上がりなのです!
尚、ドウジギリの色味は「名物童子切安綱(国宝)」から連想しています。




