【リクエスト・ギャラリー】第34回 「神城悠季」
キャラクター名:「神城悠季」
作品名:『解雇寸前だけど、推しに補佐されながら立ち直ります!』
作者様名:kayako様
【あらすじ】
私──天木葉子は、何をやらせてもダメダメなOL。
遂に解雇寸前まで追い込まれ、「異世界PIP(業務改善プログラム)」を受けることに。
しかし葉子の担当者として現れた「異世界人」──神城悠季には、何故か見覚えがあった。
ひと昔前ならば、社員解雇の目的で使用されがちだった「PIP」。
葉子も解雇を覚悟していたが、悠季は常に彼女の味方だった。
次から次へと起こる会社のトラブル。追い込まれる葉子。
だが悠季はそのたびに葉子を助け、意地悪先輩から守り、遂には彼女の周囲にはびこるパワハラモラハラを暴き出していく。
やがて明らかになる悠季の正体。それは、かつて葉子がプレイしていたゲーム『エンパイア・ストーリーズ』のサブキャラ・イーグルだった。
本来ならば無惨に殺されるはずだったイーグル。その結末に慟哭した葉子は彼を救うべく尽力し、何度失敗しても諦めることなくイーグルを鍛え抜き、遂には彼を死の運命から救い出していた。
とある事情から、ゲームから離れてしまっていた葉子。
しかし彼女に恩義を感じたイーグルは、『神城悠季』となって現代社会へ転移。
駄目OLのレッテルを貼られた葉子を救うべく、真の『相棒』となる!!!
──これは、無能なOLと無能な盗賊の、小さな絆の物語。
◆◆◆
ストレスフルな日常生活で、心の拠り所の存在は非常に大きいものでして。ストレスに対する処方箋は人それぞれでしょうが、大好きなキャラクターにどっぷりハマり、大好きなキャラクターと一緒に素敵な時間を過ごすことで、癒しを感じる方も多いのではないでしょうか。でも、ね。推し達は大抵、画面の向こうで微笑むばかり。いくら推そうとも、彼らが傍にやってくることはありません。
ですが、この小説では……何と! 「推し」がスマホの向こうからやってきて、しかもしかも! 襲い来る理不尽な嫌がらせに、パワハラ・モラハラetc、etc……雑多な困難から主人公を守ってくれちゃうのです! いや、待って。何この、超絶胸キュン展開。
そうして葉子さんのところにやって来たのが、今回のお題でもある「神城悠季」君でございまして。彼の正体は葉子さんの廃人プレイによって、出典元の世界で助けられたキャラクター・「イーグル」(葉子さんの推し)。そんな悠季君に支えられ、時には支えて……2人の関係は、無能なOLと無能な盗賊から唯一無二の「相棒」へと変化していくのです。
上記の内容からファンタジーかと思いきや、しっかりと「ヒューマンドラマ」な本作。それもそのはず、葉子さんを取り巻く環境(ブラック寄り)があまりに「人間臭い」のであります。ドロンドロンでベロンベロンな人間模様は、骨太なヒューマンドラマと呼ぶに相応しい有様なのですが、そんな中で清涼剤になるのが「推し」でもあり、葉子さんの「相棒」でもある悠季君。スカッと葉子さんの周りのトラブルメーカー達を成敗していきますです。
あぁ……私もこんな頼もしい「推し」が欲しい……。
ではでは、今回はそんな熱血迸る「推し」・神城悠季君を描いていきますよ!
1)線画はこんな感じ。
ゲーム内では「年齢不詳」とのことですが、見た目は少年にも見えるフレッシュさをお持ちとのことで、瞳を大きめにし、まつ毛を「フサァ」にすることで「美少年」を目指します。
2)今回は作中のとあるシーンを想定しておりまして。
呪いのアイテム「虚無石」を、キーアイテム「夢見の宝弾」によって解放した瞬間を表現したつもりなのです。
解放方法は、スナイパーライフルで「ズキュン!」だったのですけど。
絵的にアグレッシブ(血塗れ)になりそうでしたので、光彩で表現する方向にしてみました。
3)頭を塗っていきますよ。
焦茶。
赤茶色+クリムゾンレッド+赤
4)この調子で陰影を意識しつつ、全体を塗っていきます。
5)完成なのです!
「そこに命賭けちゃいけない理由、あるか?」
くはぁ〜ッ! セリフがとにかく格好いいのも、良きなのです!




