第27回 職業別に行ってみよう:獣人
はい、今回も「職業」というよりは、属性的なものな気がしないでもないですが。ファンタジー作品での生息率が高めな「獣人」ないし「ケモミミ」についてちょっと垂れ流しますよ。では……まずはこちらをご覧ください。
本当にざっくり描いたので、微妙な点がいつも以上に多いのですが。
作者は個人的に、獣人属性は大きく分けて3種類に分類できるのではないかと思っています。
1つ目は耳だけケモノの「ケモミミ」。
2つ目は顔はケモノで、体の作りは人間な「半獣人」。
3つ目は2速歩行し始めたケモノな「獣人」。
3種類のパターンがブレンドされている作品もありますし、ケモミミだけが登場する作品もあったりと、「獣人」のバリエーションも作品によって豊富でありまして。どのパターンの「獣人」なのかで、描き分けができるとそれっぽく見えるのではないかと思うのであります。
◆◆◆
まずは「ケモミミ」の種類について、ちょっとしたコツを垂れ流しますよ。
これさえあれば、君も今日から「獣人」だ! ……とばかりに、4種類ほどよく見かけるケモミミを用意してみました。
①トンガリ耳:狼や狐っぽさを出したい時はコレにすると、良さげかもです。
②サンカク耳:いわゆる「猫耳」。トンガリ耳より幅広で、角度もマイルド。
③長い耳:ウサ耳ってヤツです。聴覚が鋭いキャラクターの搭載率が高いです。
④丸耳:熊やライオンなんかが、このパターンかと。タヌキもイケそうです。
次に「半獣人」ないし、「獣人」のパターンも紹介してみますよ。
「ケモミミ」を搭載しつつ、マズル等をモデルの動物に沿って落とし込みます。
なんとなくですが、犬科の動物はマズルを長めにすると雰囲気が伝わる気がします。
それと、手足には肉球を装備させると、それっぽく見えますよ。
◆◆◆
ざっくりデモンストレーション その①。
猫系獣人をちょこちょこッと描いてみました。
お顔から。なお、人間寄りにしたいのか、動物寄りにしたいのかで瞳を描き分けるといいかもです。
今回の表情は「人間寄り」にしてみましたが、もっとケモノっぽくしたい場合は、瞳を大きめにして白目部分を少なめにしましょう。
おててはいかつ目に。
ウエストを絞るとスマートな印象になりますし、お腹をぽっちゃりにすると、動物ならではの可愛らしさを残せますよ。
こちらはニャンコの可愛さを匂わせるため、腹ポチャを採択しています。
作者的には動物を二足歩行させた時に難しく感じるのは「脚」の部分です。
人間のそれとは異なり、踵が上の方だったり、爪先立ちがちになったりと、人間を描く時よりもバランスが取りづらいと感じます。
逆に、ここさえ抑えられれば、上手に見えると思いますです。
最後に尻尾を加えて、猫ちゃん的な獣人の完成なのです。
◆◆◆
ざっくりデモンストレーション その②。
狼男を描いてみましたよ。
大きなお口をガバリンチョ。
おや? もしかして……これは誘拐ですか?
と、思いきや……手には果物カゴ。
ちわーっす。赤ずきんちゃんと一緒に、お見舞いに来ました〜。
……はい、すみません。勢いでやらかしただけです。
本当に、すみません。




