【リクエスト・ギャラリー】第１９回 「シリル・ドフラクス・マフガルド」
今回もやってきました、素敵作品紹介のお時間が。
それで、ですね。１９回目のゲストは見目麗しい狼王子様が遊びに来てくれたのです！
ではでは、早速作成工程と一緒に、紹介するのです！
キャラクター名：「シリル・ドフラクス・マフガルド」
作品名：『ハズレの姫は黒い獣に愛されたい ～もしかして、もふもふに触れる私の心の声は聞こえていますか？～』
作者様名：いづみ様
【あらすじ】
獣人の国『マフガルド』の王子様と、人の国のお姫様の物語。
長年続いた争いは、人の国『リフテス』の降伏で幕を閉じた。
リフテス王国第七王女であるエリザベートは、降伏の証としてマフガルド第三王子シリルの元へ嫁ぐことになる。
「顔を上げろ」
冷たい声で話すその人は、獣人国の王子様。
漆黒の長い尻尾をバサバサと床に打ち付け、不愉快さを隠す事なく、鋭い眼差しを私に向けている。
「姫、お前と結婚はするが、俺がお前に触れる事はない」
困ります！ 私は何としてもあなたの子を生まなければならないのですっ！
訳があり、どうしても獣人の子供が欲しい人の姫と素直になれない獣人王子の甘い(？)ラブストーリーです。
◆◆◆
主人公・エリザベートが半ば「送りつけられる」形でやって来たのは……かつて敵国だった獣人の国・マフガルド。もちろん、歓迎されないのは覚悟の上。だけど、エリザベートは大切な「家族」を救うため、どうしてもマフガルドで子供を授からねばなりません。
一方で、そんなエリザベートの事情はつゆ知らず。「人の姫」でも無碍にできないと、マフガルドの王様は王子様達にあろうことか「くじ引き」で「当たり」を引いたものにエリザベートと結婚するよう、命じるのでした。
「当たり」と言えば、聞こえはいいけれど。人の姫なんて娶りたくない王子様達は、エリザベートは「ハズレの姫」だと、嫌悪感を隠せずにはいられません。そうして運悪く、「当たり」を引いてしまったのは、第３王子のシリル様。彼は仕方なしに、エリザベートを嫌々娶ることにします。
だけど……はい。イヤイヤなのは最初だけ。エリザベートの魅力と可愛さに気づいた王子様は、内心で彼女にキュンキュンしっぱなし。それでもって、尻尾もパタパタ振りっぱなし。しかも何故か尻尾をくっつけると、彼女の声も聞こえてきて……？
これは「訳あり」の可憐なお姫様と、ちょっぴり不器用な狼王子様の甘いラブストーリー。キュン度も超絶マックス、ときめきを補充したい人に是非にお勧めしたい作品なのです！ なお、おばちゃんもしっかりとキュンを補充している模様。
ということで、今回はシリル様を描いていきますよ！
１）最初はお顔から。今回はとにかく「イケメン」を目指します。
２）手を差し伸べられたら、思わず乗せたくなる雰囲気を演出したつもり。
なお、シリル様はエリザベートちゃんに触れられるように、尖った爪を短くしたりしているのです。
ふふふ。そんな「照れ隠し」も指先に込めるのです。
３）線画はこんな感じです。
４）ここからは色を塗っていきますよ。
黄金色の瞳＋黒い三角耳がチャームポイント。
５）前当て部分に柄を仕込みます。
色イメージとしては「ロイヤルブルー」＋「金刺繍」。
ポイント使いで高級感と清潔感を出したい場合は、便利な色合わせだと思います。
６）この調子で、全体を塗っていきますよ。
７）湯たんぽ代わりにもなる尻尾をフルモッフにして、完成なのです！
次回は「魔法使い」っぽい人達を描こうかなと思っていますが、魔女は分けた方がいいのかなと思う、今日このごろ。
……魔女は１ジャンル確立している気がしないでもないです。
今回もここまでお付き合いいただき、ありがとうございました〜。
