【リクエスト・ギャラリー】第18回 「エリヌス・ラマウィ」
キャラクター名:「エリヌス・ラマウィ」
作品名:『悪役令嬢は凄腕スナイパー』
作者様名:島 一守様
【あらすじ】
乙女ゲームの悪役令嬢であるエリヌス・ラマウィは、聖アーテル学園に通う公爵令嬢。
ある夜、自身が悪役令嬢だと聞かされる。同時に自身がメインのエンディングである、バッドエンディングを迎えさせなければ、国が亡ぶとも聞かされる。
悪役令嬢というものに、ピンと来なかった彼女ではあったが、国の存亡がかかっているならばと、悪役であることを受け入れた。
だが、悪役令嬢であるという昼の顔とは別に、彼女はスナイパーという夜の顔を持つ。
人々に「鉄の死神」と呼ばれ恐れられるスナイパーは、私腹を肥やし、人々を苦しめる商人や貴族を屠る。
それは彼女の国の行く末を想う気持ち。そして彼女に与えられた、特別な力がなせる業だった。
彼女のスキル、それは「必中」だった。なんであっても、必ず対象に当てることができる能力。
銃という別世界の武器は、非力であっても命中さえすれば、対象を死に至らしめる。
ふたつの「特別」が合わさった時、彼女は誰も止められぬスナイパーへと変化した。
しかし、彼女は気付いていなかった。
彼女の持つ「必中」のスキルは、人々の心さえ射止めていることに。
◆◆◆
悪役令嬢なのに、スナイパー⁉︎ それだけでも驚きですのに、学園モノのエッセンスもふんだんに散りばめられておりますのよ、こちらの作品。1つで3度も4度も美味しい作品ですわ! あなたのハートも必中で射抜かれること、間違いなしですわね!
と、まぁ……作者の痛々しいお嬢様言葉はさておきまして。彼女に課せられたタスクは物語のバッドエンディングを作り上げ、国を救うこと。そのためには他のエンディング候補者を出し抜かなければなりません。ですけれど、そうは上手くいかないのが、悪役令嬢たる宿命というものなのです。
裏がありそうな専属メイド・エイダに、何かと力になると見せかけて、相当に曲者の情報屋・ヴァイス。「ゲームの中」だというのに、登場人物達は「ゲームの中では決して語られない部分」でひっそりかつ大胆に、鎬を削っているのです。
悪役令嬢×スナイパーに学園物語&スパイ風味のエッセンスをふんだんに織り交ぜて。ドュフ! さぁさ、毒舌令嬢チャン。今宵もミッションのお時間でござる。
今回はそんな悪役令嬢であり、作品の主役・エリヌスお嬢様(@スナイパーモード)を描いていきますわよ!
1)大まかな雰囲気を形にしていきます。
彼女の得物は「異世界の武器」スナイパーライフルということで、装備も異世界風味(イヤーマフ、通信機能付き)にしてみますよ。
2)はい、ここでちょっとしたギミックを仕込みます。
線画の前に、魔法っぽさを演出するため、魔法陣を描いてみました。
……こればっかりは先に描かないと、訳が分からなくなりますので、こういう時は線画の途中で色を乗せます。
3)線画はこんな感じです。
4)お顔から色を塗っていきますよ。
「ドラゴン」の回で紹介した光の差し方を踏襲しつつ、魔法陣から漏れる光を表現していきます。
頭部はこんな感じですね。
5)この調子で全体を塗っていきます。
6)完成ですわ!
(なお、令嬢エッセンスを追加するため、左肩部分をパフスリーブに変更しています)
更新をお待たせしまして(お待たせしていないかもですが)、申し訳ありませんでしたです。
今回もスマートに交渉を成立させ(うん?)、無事にネタをゲットしました〜。
無事、カッチョいいお嬢様をご紹介できて、満足なのです。
次回からは職業別のキャラクターの描き方をゆるゆると垂れ流す予定です。
よろしくお願いいたします。