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絵心ゼロから始める、それっぽいイラストを描くための提案集  作者: ウバ クロネ
【人物編・その1】あなたの主人公を描いてみよう!(何となく基本的な)
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【リクエスト・ギャラリー】第10回 「きゅーんと悪魔の兄ちゃん」

癒し系ショートショートから、お気に入りの作品を1つ。

ちょっぴりポップな雰囲気を意識しつつ、作成工程も含めてご紹介するのです★

挿絵(By みてみん)

キャラクター名:「きゅーんと悪魔の兄ちゃん」

作品名:『きゅーん、きゅーん』

作者様名:たかさば様


【あらすじ】

もふもふの、きゅーん、きゅーんが、いたのです。


◆◆◆

 ショートショートという事もあり、あらすじもシンプルなら、登場人物も至ってシンプル。そのため、今回ご紹介するキャラクターも正式なお名前の明記がありません(なんと!)。なので、仮名での登場なのです。

 ハートフルかつ、ちょっぴり毒のあるこの作品。コトの発端は、主人公の何気ない「勘違い」から始まります。

 主人公は、隣の部屋から聞こえてくる「きゅーん、きゅーん」という子犬のものっぽい鳴き声に悩まされていました。ペット不可のアパートで、不自然な動物の気配。そんな場所で動物好きには堪らない、魅惑の鳴き声が響いてくるとなれば。ペットの事は大家さんには内緒にするから、是非にモフらせてほしい! 動物好きな主人公はそんな事を考えながら、悶々するのです。

 しかし、ふとした瞬間に明らかに虐待と思われる、悲痛な叫び声を聞いてしまったものですから、さぁ大変! 居ても立っても居られず……突撃! お隣のペット事情! とばかりに、勇んで乗り込む主人公。しかし……そこには、想像を絶する光景と事情が広がっていたのです……。

 その光景の正体は、あなたの目で……って、今回のイラストで微妙にネタバレしている気がしないでもないですが。彼らが何をしているのかは、是非に作品内で確かめてほしいのです。


ではでは。今回のお題の作成工程をご紹介していきますよ〜。


1)今回も線画は出来上がりから。

  前回の「時坂二葉」さんとは違った黒髪の塗り方を紹介するのです。

挿絵(By みてみん)


  因みにですね。この悪魔の兄ちゃん、ベースは日本人なんですって。

  しっかりと許可証(IDカード)も下げて、お仕事に従事しているんですってよ、奥様。

  ……「犯行」は組織的と見た。


2)あてくしお決まりのパターンで、顔から塗っていきます。

挿絵(By みてみん)


3)今回は「勤務形態・The 自宅勤務」にありがちな「ボサボサ」な髪の毛を目指します。

  ですので、最初からガッツリ黒を塗り、艶感を抑えます。

挿絵(By みてみん)


4)悪魔っぽさを出すため、紫を追加。

  若干、アニメ塗りっぽく、色をブロックで塗っていきます。

挿絵(By みてみん)


  と言っても、手法がアナログなのであくまで「ぽい」塗り方なのですけど。

  主に、デジタルツールで色塗りをする時に使える手法ですが、色と色の境界線をはっきりと引き、1影・2影(影の陰影2色)でレイヤーを加えると、セル画風に見えます。

  あっ、因みにですね。影の色は1つのレイヤーで塗るよりも、複数レイヤーで処理した方がいいですよ。

  後から透明度や色味の調整が個別でできますので、間違ってもレイヤー統合はしない方がいいかと。

  それはさておき、ポップな雰囲気を出したい時は、ブロック塗りにしてみるといいかもなのです。


5)翼部分も塗っていきますよ。

挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)

知れっと、IDカードも塗っていきます。

しかし……これを首から下げるだけで、妙に組織っぽさが出ると思うのは、作者だけでしょうか……。


6)普段着をイメージしたTシャツはありがちな「迷彩柄」にします。

  また、鋏はこだわりの「舌切り仕様」。まぁ、彼が切断するのは舌ではありませんが、容赦ない感じでズバズバと切れそうな雰囲気を出すため、刃部分は赤で塗ってみます。

挿絵(By みてみん)


7)完・成……なのですッ!

挿絵(By みてみん)


主役(なのかな……?)の生命体・きゅーん(仮称)は「夢可愛い」色味の中に毒素を仕込むため、本体はパステルカラーで塗りつつ、尻尾は紫で塗ってみました。

趣向を変えてみた……の割には、やっぱりファンタジー寄りになってしまった気がしないでもないですが。

自分の趣味を押し出しつつ、こうしてお気に入りの作品を紹介できて、満足なのです。


さてさて。次回のゲスト(犠牲者?)は誰かな〜?

クロネの奇襲のターゲットになった方は、素直に生贄の提供をお願いいたしまする。


今回もここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 「キューン(?)」がいい感じ。 ハサミなどの細かい部分にこだわりを感じます。 というよりこのハサミ、ハサミというより銘のある武器ですね。(笑)
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