第10回 オテモトとオカタについて(まずは軽く基本から)
えぇと、ですね。何度も言い訳しておりますように、作者は人体を描くのが非常に苦手であります。しかし、イラストを描く上で、人型キャラクターは避けて通れない道(?)なのです。
今回はそんな人体の中でも、作者が個人的に鬼門だと思っている、手元についてつらつらっと、恥を晒して参ります。非常に甘い部分がありますが、コツ(こうするといいんじゃない? な描き順)っぽいものを紹介しているつもりですので、大目に見てやってください。
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基本と致しまして、「ジャンケン」の手を描いていきますよ。
①最も簡単と思われる「パー」から、描き順をつらつらっと。
まずは一番手前の親指から。
人差し指を追加。
次は中指。
薬指と小指を描くとこんな感じ。
生命線を入れると、それっぽいかも?
はい。まずは一気に「パー」を描いてみましたが。
正直なところ、手元に関しては「親指の向き」と「指の長さ」をある程度描き分けておけば、まずまずそれっぽく見えます。
爪や節なんかも拘れば更に、「おぉ!」な感じになるかと思いますが、それは次回に詳しく説明します。
②次は「グー」を描いてみますよ。
「握り拳」への応用が効くので、是非に上手く描けるようになりたいところ。
やっぱり一番手前の親指から。
人差し指と中指を「きゅっ」と親指の下に入れ込みます。
薬指と小指ははみ出すようだったら、指先まで描いてしまいましょう。
生命線と小指の付け根、手首なんかをくっつけるとそれっぽいかもです。
更に「爪」をちょこっと加えてみました。
多分「パー」よりは格段に難しいと思いますが、「手前から描く」、「親指以外は丸めて描く」事に重点をおけば、なんとなく描けるようになると思います。
と言うか、私もあまり上手に描けていなくて、ゴメンなさい。
③「ジャンケン」のラスボス、「チョキ」を描いていきます。
お決まりパターンの親指から。
人差し指はピーンとね。
中指もシュビっと伸ばしますよ。
薬指と小指は二本まとめて添えます。
……本当は薬指はもうちっと長めに描いた方がいい気がしますが。
今回はちょっとした失敗例として、優しく見逃してください(汗)。
手首と生命線なんかを加えて、それっぽく誤魔化します(滝汗)。
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と、言うことで。
「サワリ」はこんな感じでしょうか。
いや、手って、なんでこんなに難しい形しているんでしょうね。
しかも、実物をみたまんま描いても、それっぽく伝わらないという罠。
あぁ、スラスラと理想の人体を描けるようになりたいのです。
(最後に妙なサンプルを置いて、今回は撤収します。ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました〜)
個人的な意見ですが、手に限らず、どんなポーズでも「手前から」描いていった方がバランスが取りやすいと思います。大抵の場合は皆様もキャラクターの頭から始まり、段々と下の方へ描かれるかとは思いますが、作者はアナログでガリガリ描いているので、たまにウルトラC的なジョイントの仕方をしている時があります。この辺は慣れと諦めの境地と割り切ってください。
そんな諦めの境地で次回は「手元をより細かく描く」ところから、最終的には「肩から腕、そんでもってお手手をくっつけてみよう」な感じで参りますよ。
あまり参考にならないかもですが、お付き合いいただけると幸いです。




