表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絵心ゼロから始める、それっぽいイラストを描くための提案集  作者: ウバ クロネ
【人物編・その1】あなたの主人公を描いてみよう!(何となく基本的な)
31/152

第9回 筋肉について

 はい、作者の個人的な趣味嗜好(怪しい方向じゃないよ)で、トートツに筋肉について垂れ流しますよ。

 ザックリバージョンを紹介しつつ、今回はあてくしの拙作の中からモデルさんを召喚しました。彼を練習台にしつつ、筋肉の描き方について紹介していきますよ〜。


◆◆◆

どんな筋肉がお好き?


挿絵(By みてみん)

ビミョーに筋肉じゃないものも混ざっていますけれど。

「小説家になろう」で生息数が多いのは「ソフトマッチョ」か「ガチマッチョ」だと思われます。

細身の美少年キャラでも、しっかりと筋肉を拵えていますからね。

流石、ファンタジーならぬ、夢と魔法の王国・なろタジーランド。


◉なんとなく、イメージはこんな感じ


挿絵(By みてみん)

①まず、胸板を描きます。

 ここで注意して欲しいのは、胸板に対して細身にしすぎると薄っぺらい印象になってしまうということ。

 筋肉は脂肪よりも重く、繊維も太い傾向があります。

 「細いクセに胸板だけ厚い」のはバランスを取るのが難しいので、自然な太さから始めることをお勧めします。


②胸板の下に、段を入れてみます。

 シックスパッド、なんてよく言いますが、段の数は好き好きではないかと。

 3段×2列でなくても、オーケイなのです。


③最後に胸板の窪みとヘソライン、そして横線を入れてみます。

 簡略的なものを描くのであれば、この3ステップである程度はカバーできるのではないかと。

 あくまで「とっかかり」になってしまいますが、バランスさえ抑えれば筋肉を描くのは難しくないです。


★因みに……

 男性の場合は「くびれ」を描くと一発で「ナヨっとした感じ」になります。

 そういうキャラクター(中性的なキャラクター)を描くのであれば、くびれててもいいのでしょうが、いわゆる「マッチョ」に過度のくびれはない方が自然だと思います。

 逆に女性の方は意識してくびれを作ると、一気にそれらしくなりますね。

 胸を強調するのも一考ですが、くびれや腰の高さも意識してみましょう。



◉実際にキャラクターを描いてみよう。

 今ひとつ「どんなキャラクター」というイメージがないと、上手く描けないということもあり、今回はモデルさんに特別参加してもらうことにしました。「ガチマッチョ」寄りの「ソフトマッチョ」をイメージして、描き順と色塗り工程を紹介していきますよ〜。


1)とりあえず、顔の解説はいいとして。

挿絵(By みてみん)


2)肩幅は広めにとってみます。

挿絵(By みてみん)


3)胸板の線を追加します。

  位置としては、首のラインの延長線上に描くようにするとバランスを取りやすいかも。

  そうすれば、肩の最大幅よりも狭くなりますし。胸板がオーバーしちゃう、なんて事故も防げるかと。

挿絵(By みてみん)


4)腹部は筋肉の凹凸を意識して、山を作ります。

挿絵(By みてみん)


5)手前側の山のラインも描いていきます。

挿絵(By みてみん)


6)ヘソのラインとウェストを追加。

挿絵(By みてみん)


7)このまま下の方を……は大人の事情でカットします。

  スラックスは履いたままで、お願いします。

  はい、線画はこんな感じであります。

挿絵(By みてみん)


8)色を塗っていきますよ。

  作者は影に赤茶色を使っていますが、部分的に黒も使います。

  影の色味は雰囲気と好みだと思いますので、自分のキャラクターに合った色をチョイスしてあげてくださいね。

挿絵(By みてみん)

影をとっていきますよ。まずは肩周りと胸元から。


挿絵(By みてみん)

腹部の影はこんな感じ。

ヘソライン部分の影をちょっと弧を描くようにしてみると、シックスパッド感を強調できるかもです。


挿絵(By みてみん)

全体の影をザックリと塗ってみました。

左腕には筋肉の筋を意識して、一本線をズズいっと引いています。


9)影の上に、一律肌色を乗せてみましたよ。

挿絵(By みてみん)

……トップ部分を入れる入れないも好みかと。

作者は入れた方が自然セクシーだと思うので、描いちゃってますね。キャッ!


10)影部分の手直しをします。

挿絵(By みてみん)

左胸のラインに影を追加し……

奥まっていたり、窪んでいる部分に色を追加していきます。


11)全体的に線を入れ直し、右腕は「奥側感」を演出しようと黒を追加。

   出来上がりはこんな感じでありまする。

挿絵(By みてみん)



……と、あまり参考にならなさそうな記事になってしまいましたが。

筋肉を描くのは楽しい反面、やりすぎると「ウホッ!」な感じになりがちなので、バランスを見ながら描いていくのが肝要かと。

それにしても……意外と、肌色多めなページになってしまったような。これ、R15に引っかからないよね……?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 筋肉を描き始めると思わずエスカレートしちゃってイカンイカン。(笑) ボディービルダーの写真なんかで筋肉の付き方を見たりするのですが、単純化するのって難しいです。 特に腕とか足とか、そっちの筋…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ