【リクエスト・ギャラリー】第6回 「レオン=クラーチ」
年明け第1回のゲストにご登場いただきまして。
今宵も作品紹介とイラストの作成工程をお披露目しちゃうのです。
張り切って、行ってみよ〜!
キャラクター名:「レオン=クラーチ」
作品名:『貴族剣士の王国追放録~辺境でも一向に構いませんけど、義妹に幼馴染、侯爵令嬢様もほっといてください!~』
作者様名:七生様
【あらすじ】
「私を怒らせたらどうなるかわかってるの!? 許して欲しいのなら這いつくばって、謝ることね! そうすれば、け、け、結婚してあげてもいいんだからね!」
公爵令嬢のイザベルは、王都のコロシアムで行われた試合を見て以来、レオンにすっかり夢中。しかしレオンは、特殊な教育を受けて育ったせいで貴族社会にも馴染めない。ついに、王都を追われ辺境へ。もふもふ尻尾の狐執事と、軍服に身を固めた騎士官学校出の妹を連れて、逆に嬉しいくらいの気持ちで赴任したその先に待っていた現実とは……。
◆◆◆
今回のお題は、お兄ちゃん大好きな義妹と「仕事はできるっす」な狐執事と一緒に、辺境送りになった伯爵様……なのですけど。いやぁ、本人は実直かつ、無欲な人物だというのに、周りが放っておいてくれません! 出だしから曲者揃い過ぎて、波乱万丈の予感しかしないのです。そんなレオン様の苦労譚をとくと、ご覧あれ!
尚、私自身が「おぉ!」と思った部分をこっそり申し上げますと。こちらのお話で非常に秀逸なのは、主人公・レオンが「異世界転移」したのではなく、キーパーソンでもあるお祖父様が「異世界転移した日本人」だった点です。彼自身も日本人のDNA(武術や生活様式に始まり、文学的なものも)を受け継ぎつつ、小説内の世界にもきちんと順応できているのは、偏に異世界転移者の孫という設定が生きているからでしょう。そのおかげ(?)か『悪徳令嬢』なるキーワードも自然に馴染んでいますしね。……お祖父様の文学ジャンルの幅広さが窺えます。
と、皆様にも是非に作品を堪能して頂きたいとお薦めしつつ。イラスト工程もザクザクっと紹介していきますよ〜。
1)まずはお顔から。
やや人付き合いが苦手だということで、ちょっぴり周囲を牽制するようなイメージで描いていきます。
2)レオン様の得意武器は刀。
本差と脇差の大小を意識して描いていきます。
尚、刀の大小は同じ「拵え」にする事も多いのですが。
今回は舞台が西洋風という事もあり、脇差の鞘をやや一般的なブロードソードに近いものにしました。
3)ここからは色も塗っていきますよ。
最初はやっぱりお顔から。
4)髪の毛も塗っていきます。
5)伯爵家のご子息という事もあり、衣装は高級感を醸し出そうと白をベースにすることにしました。
ポイントに赤を効かせつつ、ちょっと和風なスパイスで紫をひと匙。
6)出来上がりなのです!
今回もお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
リクエスト・ギャラリーなのですが、なんと! 2回先までゲストが決まっておるのです!
わーい、わーい!
次回から【人物編】に入りますが、相変わらず「それっぽく見えるように誤魔化す」手段に重点をおいて、ご提案予定であります。
今後とも、よろしくお願いいたしますです。




