【リクエスト・ギャラリー】第56回 「ステファニー」
キャラクター名:「ステファニー」
作品名:『失恋令嬢はお仕事に生きるッ……つもりでしたが、恋愛おまけ付きでした』
作者様名:幌あきら様
【あらすじ】
婚約者がよく知らない男爵令嬢とふらっと消えた。
すごく好きだったから打ちのめされたし、いつまでたっても忘れられないけど、でもずっと一生クヨクヨしているわけにはいかない。
だから、伯爵令嬢ステファニーは忙しくすることにした。
そんなある日、家運を左右する大口の取引の話が舞い込んできた。いや、結構ヤバい取引なんだけど。さて、この話、のる? 断る?
さらにこの取引には思いもかけないおまけまでついてきた……!?
◆◆◆
傷ついた恋心を癒すには、新しい恋を始めればいい……なんて、薄情なことはできないけれど。伯爵令嬢という「立場」である以上、お家の存続に婚約は避けて通れないもの。クヨクヨしていても腹の足しにすらなりゃしないと、ステファニーは「思い出の品」ごと恋心をタンスの奥深くに仕舞い込むのですが……。
だけど、だけど! そんなステファニーには失恋を引きずっている暇さえ与えないとばかりに、伯爵家に降って沸いたのは、明らかに「体のいい厄介払い」としか思えない、侯爵家からの相談事。しかも……何故か「押しに弱い(ある意味で義理堅い?)」お父様から「とあるヤバい土地」……瀕死の葡萄畑の取引まで任せられることになったのですけど⁉︎ これは失恋でメソメソしている場合じゃない! 冗談抜きで!
問題は山積み、悩みは更に積もる一方。
しかも、なんだか自信満々のプレイボーイまで絡んでくるんですけど? 絡んでくるのは、葡萄の蔦だけで結構です! こうなったら、受けて立とうじゃないの、葡萄畑再生計画! ……と、勢いに任せて啖呵を切ったはいいけれど。この家運を賭けた戦いには、意外なオマケが付いてくるのです。さてさて……葡萄畑(瀕死)が手繰り寄せた「オマケ」とは? そして、ステファニーの仕事と恋の行方は⁉︎ 是非にあなたの目で要チェックなのですよ!
と言うことで……今回は「厄介な葡萄畑」にお付き合いする羽目になった、失恋令嬢様を描いていきますよ〜。
1)まずはお顔から。「負けちゃいられないわ!」と言う、強い闘志を感じられる表情を目指します。
2)左手には「思い出のハンカチ」を忍ばせます。
3)葡萄の蔦を絡ませますよ。線画はこんな感じです。
……なお、ちょっぴり白状しますと。今回は「アルフォンス・ミュシャ」風を目指しています。
と言っても、作者の画力ではあくまで「それっぽい」程度ですので、微妙なところですが。
4)はい、気を取り直して色も塗っていきます。
髪や瞳の色はご指定なしだったため、作者にて勝手にイメージした色をチョイス。
ほの淡い萌黄色を利かせたプラチナブロンドに、紫の瞳にしました。
最後に「ワサビ色」で全体を馴染ませ、線を入れ直しました。
5)ドレスは紫をセレクト。首元の装飾で「お嬢様」っぽさを演出したつもりです。
6)葡萄の蔦も塗っていきます。
なお、葡萄が1房も実っていないのは、ステファニーが「頑張る前」だからですね。
彼女の戦いはこれからなのです……!
7)最後までしっかり塗って、完成ですよ!
良くも悪くも、葡萄に取り憑かれている感じが出ていると、幸いです。