【リクエスト・ギャラリー】第55回 「尾長要」
超絶なご多忙にも関わらず、今回はスペシャルゲストが遊びに来てくれました〜!
添えられるイラストが作者のヘッポコ画ではありますが、変わらずのペースでしっかりと作品紹介をしていきますよ。
ではでは、早速行ってみよう!
キャラクター名:「尾長要」
作品名:『国守の愛 第2章 群青の人・イエーガー』
作者様名:國生さゆり様
【あらすじ】
経済界を牽引するグローバル企業、盾石グループの研究者である盾石富士子は、盾石グループ会長の一人娘であり、盾石化学研究所内で“ 変異する魔王“ 液体デイバイスの開発研究、製造の陣頭指揮を秘密裏に取っていた。その製造技術を奪取しようと、富士子を狙う組織から彼女を守るために、国は公にしていない“陸上自衛隊・特殊戦群G分遣隊・アルファチーム“を派遣する。
アルファチーム・チーム長である尾長要は、富士子の幼馴染である同チーム所属、医師でもある素水宗弥を通じて、極秘に緊密監視・警護を行う為に富士子に接触した。
どこか寂しげで、人を寄せ付けない雰囲気の要に、富士子は興味を抱き、要は気高く、自分という人間を見透かされているような富士子の眼差しが眩しく、崇めるように富士子を愛している宗弥は、そんな2人をまじかで見ては複雑な心境になってしまう。
液体デイバイスにそれぞれが、家族が、アルファーメンバーがブンブンと振り回され、葛藤し、苦悩する。人を想い、愛し、涙を流す。光と影、陰と陽のように。
要は、国を、任務を、液体デイバイスを、そして富士子を守り抜けるのか?
そんな闘争の日々を、懸命に生きる男女の物語です。
◆◆◆
それぞれの思いが交差する、物語ーー立場が違えば、視点も変わる。同じ時系列、同じ事柄なのに。こうも通す目が違うと、風景は違って見えるものなのか。『国守の愛』シリーズはそれぞれの主要人物・盾石富士子と尾長要との異なる視点で綴られる、表裏一体の物語。
今回はそんな中でも、リクエストを頂いた「尾長要」が主人公の「第2章」を取り上げます。
国勢を揺るがすかも知れない、大発明……その名は液体デバイス・“変異する魔王”。液体有機半導体と量子ドット水溶液を掛け合わせる技術は、耐久性と可搬性、そして柔軟性に圧倒的なパフォーマンスを示す、まさに次世代に嘱望される最先端テクノロジー。しかしながら、その製造過程や生産技術は当然ながら、最重要機密。そして……製造に携わる研究者は存在そのものが財宝に等しく。製造技術も含めて丸ごと、研究者・盾石グループ会長の一人娘でもある、盾石富士子が狙われるのも極々自然な道理と言えましょう。
もちろん、国も彼女と技術を守るために対抗手段を整えます。そうして、彼女の元に「極秘裏に」派遣されたのは……陸上自衛隊の中でも、隠蔽された特殊部隊に所属する長尾要隊長でした。
最初の出会いは、ナチュラルに。だけど、そこには確かな必然が孕まれていて。
故あって、「女性」に対して惰性と諦念を抱いている要でしたが、富士子の「今までの女性達とは違う」輝きに触れ、任務だけでは片付けられない思慮に駆られるようになります。それは「恋」と一括りにするにはあまりに浅い、深い深い情念。液体デバイスが取り持った出会いは、柔軟な変容性に富みながら……もつれ、絡まり、人々の思いをこれでもかというくらいに強固に振り回していきます。
果たして、要は「大切なもの」を守り切ることができるのでしょうか? 果たして……光と影が交差した先に見える、景色と結末は?
それはきっちり完結しているこちらの作品で、是非にあなたの目で確かめてください。アテクシとしては『国守の愛 第1章』を読まれてから、『国守の愛 第2章 群青の人・イエーガー』を読破することをお勧めしますです。
と、言うことで……作者様ご本人から「戦闘服で!」とリクエストをいただきましたので、アーミーテイストで要さんを描いていきますよ!
1)まずはお顔から。遠くを見つめる眼差しを強調するため、今回は横顔の構図でいきますです。
2)はい、ここで作者の要らぬミリオタ気質(軽度)が暴発しましたよ。
ミリタリーテイストを盛るため、小型小銃を加えてみます。
……いや、このタイプの銃、ちょっと描くのが苦手なのですよね(汗)。
今回も必死こいて、チラシの裏で練習しましたッ!
個人的にはワルサー(主にP38)やピースメーカーのような、拳銃の方が描きやすいです。
3)そんなこんなで、線画はこんな感じ。凛々しさが出せているといいなと思いますです。
4)色を塗っていきますよ〜。
迷彩を塗り塗り。黒+深緑+焦茶で気分を盛り上げます。
抹茶色と黄緑で全体を馴染ませます。
迷彩柄はこの色味のチョイスで行きますよ〜。
5)とにかく、塗り塗り。
6)完成なのでし!
どうです? 精悍な感じ、演出できてます?
うふふ……!
嬉しい事に、次の回も素敵なゲストが決まっておるのです!
ネタいっぱい、幸せいっぱい。
毎度ながら、皆様にお付き合いいただきまして、感謝なのです!
ありがとうございます〜!




