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転生吸血鬼は自由に生きたい  作者: かきごおり
4章 悪とは常に相対的なもの
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「隙あり!」って基本的に無意味だよね

戸惑っている黒ローブ背後に現れ、首を極める

黒ローブは一瞬抵抗したが、直ぐに脱力する


その後も同じように黒ローブを仕留めていく

5人目に手をかける

これは意外と楽勝かも

その油断がいけなかった


「隙あり!」

慌てて振り返ると、私めがけて剣を振り下ろす他の黒ローブがいた

やっぱ効かない奴もいるよね

油断するからこうなるのだよ

他人事のように心の中で呟きながら、黒ローブを開放し、衝撃に備え両腕をクロスする


すると、横から小さな影が私と黒ローブの間に割り込む

そして、キンッと金属同士がぶつかる音が響く

「なにボサッとしてるんですか!」

割り込んできた小さな影はウルだった

私を襲うはずだった攻撃を受け止めてくれている

その両手には短剣が握られていた


「ねえウル、ありがたいんだけど、その剣はどうしたの?」

「拾ってきました!」

ちゃっかりしてるな〜

私でも拾うが

「それより、第一声がそれですか?もうちょっと何かあるでしょう」

ウルは不満そうにしながらも、受け止めていた黒ローブの剣を弾き、返す刀で斬りつける

「ごめんって」

私もウルに謝りながら、後ろから起き上がった黒ローブの脇腹に回し蹴りを食らわす

「グハッ」

黒ローブは真横に吹っ飛び、木に直撃した


お互いの敵を片付け、私とウルは向き合う

「どうしてここに来たの?」

ウルは宿で寝ていたはずだ

確認はしていないが

「そりゃあ、私達に内緒でコソコソ何かやっているから、気になって追いかけたんですよ。途中で待つのが辛くなって、寝てしまいましたけど大事な時に間に合ったので褒めてください」

結局のところ、気になって付いてきたと

でも、褒めてくださいか〜

ウルは私と違って、本当の子どもだからな〜

「はいはい、ありがとうございます」

一応、感謝の言葉を伝える

「褒められた気がしないです!」

ふふ、怒ってるウルも可愛いな〜

微笑ましいというかなんというか


あ、私は決してロリコンではないからな!

















「そういえば、ラナは?」

「あ、忘れてました…」






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