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爆縮と体温の機知(7)

白い評

勇敢なる君へ

人知れずとも曲がらず

何処かに置いた自分で

真面目に

それでいて

時には不真面目を装いつつ

小さな優しさを見つけ

それを大切だと言い切り

曲がった人間に微笑み

腐った人間に寄り添い

戦いとも言わず

争いとも言わず

理解する為に言い合いをし

そういう事もあると

許している


議論だと

ご高説を垂れず

おかしいと思ったら

口に出し

面白いと思ったら

手を叩き

素晴らしいと思ったら

飛び切りの笑顔で喜ぶ

出会えたことへの感謝を

忘れないのである

その反応に嘘は無く

相手が誰であろうと

全く関係が無い

巨匠であろうとも

徹底的に批判をし

アマチュアであろうとも

徹底的に称賛をする

そう言われているという

名前に引き摺られず

初めて見た子供のように

口に出す

ゼロから

イチが増えた感覚を

直線に並べて

押し出している


あの形こそが

評するということだ

縛られている糸を鋏で切り刻む

知らないから

分からないから

そういう形も横には置いてある

全てがセットになって

これが評価だと

全ての初めてを感じながら

新たに知った上での形を作りながら

黒い評を白く塗り潰していく

勇敢なる君へ

そのままで良いのだ

誰に何かを言われようと

関係の無い話である

他人を縛ろうとすることは

全く意味を成さない

軽やかに口に出し

緩やかに口に出し

その出会いの中にあるものを

精一杯、楽しめば良いのだ

他人の評価はくだらないが

そのくだらなさを集めなさい

数多あれば

立派なジャンルである




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