プロローグ~私立高校の魔法研究部の今~
自分の書き方が下手なせいでプロローグは短くなってしまうんですよね~。
今回は結構短いので少々ご了承下さい(>_<)
ー時は8000年。
地球は温暖化、資源不足、人口過多等の深刻な問題に瀕していた。
しかしある時、パルディックス博士が今までの科学を覆すある発見をした。
それは、『魔法』である。無から炎を生み出し、触れずに物体を破壊し、自身の身体能力を強化する。
科学的には証明されないが、全世界はこの発明に注目した。
即ち、
「魔法、なんにでも使える....!!」
そうして、ある国は皇帝が戦争に使い、ある国は奴隷に研究させ、ある国は国が勢力を挙げ魔法の根本を解明しようとした。
その中で日本は、多くの高校、大学に魔法専科や魔法研究部を導入し、この魔法の解明と強化を命じた。
しかし科学に慣れ、今更魔法なんか要るかよと、思う人々は少なくなく、むしろ多くいた。
その為、日本は他の国とは魔法技術の遅れている国であった。しかし、幸いにも日本にはそれを多く補える科学力があり、政府の中にも魔法なんて要らねえよ!という人が居た。
しかし、魔法に希望を持った高校生も少ないが居て、この話は、そんな人がいる高校の魔法研究部のお話である。
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「魔力23、テスト67点、駄目です。入部禁止!」
「はぁ?良いだろ!たかだか、魔力ぐらい!俺は100年に一人の逸材だぞ!」
またか、魔法の研究に多大な魔力が必要だという事ぐらい分からないのかしら。
しかも、魔力だけじゃないわ。魔法の情報に関するテストも最低でも90点は欲しい、って確か入部募集の紙に書いたはずよ?
はあ。ため息もでるわ。
「ちっ、お高くとまりやがって!良いわ、俺は科学研究部行くからよ。もうこんなとこ来るかよ!!」
「あー、はいはい。じゃあさっさと出てってねー。じゃあ、次の方。」
「くそがよ!」
今日もそんなやり取りの連続。
魔法テストの結果はともかく、魔力が低すぎる奴しかいないのかしら?
せめて65位は欲しいのにここに来るのは可愛い娘(副部長)の近くに居たい不純な男子か、自分が魔力を多く持ってるって思ってる厨二病ばっか。
そんな事を思いながら既に誰もいなくなった夕焼けの差し込んでいる面接室(自作)の椅子に座り、窓から校舎の方を見ると、
(ん?あれは。)
私は、直ぐに魔力測定眼鏡を付け、その男の子を見ると、
(!?魔力1200!?)
私は、その数値を見て、直ぐに魔道具を取りだし、その子が部に所属しているかを見て、その結果を見てニヤッと笑った。
(ふふ、絶対に魔力研究部に入部させて見せるわ....)
そして、翌朝からどの様に彼を入部させるか頭の中で案を出しながら魔力トレーニングを始めるのであった。