表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/116

女子トイレ

「せんせー!女子トイレで山下さんが暴れてまーす!」

え…………!?私が暴れてる事になってる?あ…………でも、図的にはそう見える……。あ~!どうして!どうしてこうなるの?!



私が女子トイレに入ると、他のクラスの女子三人と、吉岡さんがいた。三人の女子の1人が吉岡さんの頭の上からバケツをひっくり返した。うわ~!マジ?吉岡さんびしょ濡れ……。

「あ、ごめーん。掃除しようと思ったら、手が滑っちゃった~」

「いつもトイレにいるから、ゴキブリと間違えられちゃうよ?」

「バケツ被っときなよ~。次にゴキブリと間違えられて、水かけられた時に濡れないよ?」


吉岡さんがいつもトイレにいるのはきっと……あの席に居心地が悪いからだ……。私のせい……?私はしばらくその様子をみると、声をかけてみた。

「あのさ、冬場に水は少しやりすぎじゃない?風邪引くよ?」

「何?」


「じゃあ、あんたが代わりに被れば?」

そう言って女子の1人が空のバケツを頭に被せられた。あ、ダメ。もうムカつく……。押さえろ。押さえろ私……。ここでキレてたらジャイアンだ。

「あ、技とかかける?技かけて男引っかけて、迷惑もかける?」

なんだそれ?ラッパーか?

「命かけるとか必死だよね~!」

それ、私が自殺未遂で聡を引き止めてるって事?そう言いたい?私はバケツを頭から外して言った。

「あーそうだよ!必死だよ!悪い?」

「何開き直ってんの?キモっ!」

そう言って肩を押された。あ…………押された。あーもうダメ。私、もう絶対技かけちゃう……。

「そこへ直れ!覚悟しろ!!」

私は1人ずつ大外刈をかけて倒して行った。

「キャアアアアア!!」

何女子みたいな声出してんだ?え?少し床に倒しただけだろうが!


そして、最後の1人を掴みかかって、足を崩しに思いっきり足を振り上げると…………

「ちょ、ちょっと山下さん……」


止まらなかった。


私は吉岡さんにまで大外刈をかけていた。そこで、ドアが開いた。

「あ…………。」


そこには…………私以外全員……倒れている光景があった。何これ。完全に私、ジャイアンじゃん!私1人が暴れてるみたいに見えるよね……?どうしてこうなるの?!


「や~ん!ゴキブリが出て、みんな気絶しちゃった~!怖~い。」

「寒っ!…………ミア、あんたが一番怖いよ?」

駆けつけた愛理に言われた。


ちっ…………私のぶりっ子全然誤魔化せない。やってらんないよ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ