表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
75/116

信じて

ひとしきり泣いて、自分に今できる事をやろうと心に決めた。


「お願い!!祐兄、私に何があったのか教えて!!」

「はっ!寝てた!?」

祐兄はベッドから顔をあげた。


「なんか、おかしいよ!私、自殺なんかしいし!そもそもする理由がないし!」

「本当にないのか?聡と別れたんだろ?」

「うん、それはそうなんだけど……。」

祐兄とナミさんが婚約って聞いたら、付き合う必要がなくなったなんて言えないけど……。

「だって……なんか、別れて友達になったら上手くいってたの!」


「それで、聡に新しく恋人ができたのがショックで、そいつの家に行って、酒飲んで死のうとした?」

「ちょ、ちょっと待って!整理するから」

色々ありえない事を言われて、混乱した。


まず、聡に新しく恋人?誰?…………その恋人の家に行った?いつ?どこに?…………酒飲んで死のうとした?私が?嘘でしょ?


「バカ言っちゃいけねぇよ!お前さん。」

「お前、ふざける元気があるって事は自殺じゃねーな。」

「考えてもみて?こう見えて私モテるんだよ?聡のためにそこまですると思う?普通絶対しないでしょ。」

そこまで言うことはなかったけど、こうでも言わない事には、祐兄には信じてもらなさそうだった。


「それに、私がこの成りでお酒買えると思う?」

「まず無理だな。でも、家にあった物を飲んだのかも…………」

「あのさ、たとえ憎らしい人の家だとしても、人様の家の物を勝手に飲んで、死のうとする?私がそんな事本当にすると思ってる?」

そこは……信じて欲しい。としか言いようがない。


「待てよ、じゃあ、自殺じゃないとしたら、他殺って事か?他の誰かにやられてたら、それ、殺人未遂だぞ?」

「殺人未遂…………?」

その言葉を聞いて、急に怖くなった。

「警察、警察!携帯がない!」

「あ、携帯借りてた。」

「あー!俺のハイスコアが!」

いや、普通に居眠りしてたじゃん。


その後、祐兄は警察に相談に行ってくれた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ