基本設定02
第一章終了時点のぷにもんの基本設定です。
読まなくても本編に支障はありません。
★tips トレーナー
トレーナーはぷにもんの捕獲・所持・バトルが許された職業です。10歳以上なら申請しなくても誰でもトレーナー扱いになります。この世界のほぼ全ての人間がトレーナーの資格を持っていますが、ぷにもんへの犯罪、ぷにもんを用いた犯罪を働いた人間はトレーナーの資格を一時停止されたり剥奪されたりします。
★tips 図鑑
トレーナーは図鑑を持っています。図鑑を持っていることはトレーナーの証でもあります。図鑑はぷにもんを持っている人なら誰でも購入できます。サタケやシグレの場合はコキド博士がくれました。
図鑑のバッテリーには振動発電機能が付いています。歩けば歩くほどバッテリーが貯まる仕組みです。
図鑑の主な機能
・ぷにもんのスキャン
・ぷにもんの検索
・撮影
・現在地の確認
・メール
・通話
・身分証明
・電子マネー払い
ぷにもんのスキャンは、ぷにもんの姿を写すことで図鑑が自動で検索してくれる機能です。スキャンをし始めると「ピロピロ」と音が鳴り、検索が完了すると「ピロリン!」と鳴ります。
ぷにもんの検索ではぷにもんの基本データを知ることができます。ぷにもんのタイプ、どんなぷにもんか、ということが分かります。特性や技は表示されません。
特性や技もスキャンすることで検索が可能ですが、いくつか候補が出て来るなど精度は高くありません。
手持ちぷにもんの場合、特性、覚えている技を表示します。状態異常は表示されないのでこまめにぷにもんの様子をチェックしておきましょう。
撮影ではカメラだけでなくムービーも撮れます。撮った写真や映像は気軽にトレーナーズネットというSNSへアップロードできます。トレーナーズネットで人気のユーザーになるとテレビのインタビューを受けることがあります。
現在地の確認はマップ機能です。行ったことのある場所しか街の名前や存在する施設の情報が表示されませんが、他のトレーナーと通信することでそのトレーナーが行ったことのある街の名前だけ表示されるようになります。
メールと通話は通信の機能です。と言ってもサタケの冒険しているサイセイ地方は森林の面積が7割を越えるため、あまり使う機会のない機能になります。
身分証明の機能が付いています。ぷにもんバトルをする時に作動し、勝敗を記録してくれます。バトルに勝利すれば自動で賞金が振り込まれます。
電子マネー払いの機能が付いています。ほとんどの買い物は電子マネーで行われるので、現金は念のために少しだけ持ち歩くという形です。
図鑑は機能を拡張できます。アプリを入れるだけです。
★tips きせかえセットとフィルム
ぷにもんの外見は生まれた時から決まっています。ぷにもんには服という概念がないので、きせかえセットを使わないと服の着脱ができません。
温泉はどうやって入っていたのか、というと水着を着用していました。日本のほとんどの温泉は着衣での入浴を禁じていますが、この世界には温泉に男女別で入るという概念がありません。そのため、入浴には水着を着用するのが一般的とされています。更衣室もありません。一人分の個室が並んでいるだけです。
きせかえセットは図鑑の追加機能として使います。図鑑にフィルムスキャナーを取り付けるだけで完了です。フィルムスキャナーを取り込むと、撮影機能がきせかえ機能と切り替えできるようになります。
ぷにもんの装いを変えることは、ぷにもんにとって負担になる場合があります。そういう場合はきせかえを解除してください。きせかえを解除するにはフィルムを入れていない状態でシャッターを切ります。
フィルムはぷにもんスタイリストが考えたものが多いです。フィルムはあくまでテンプレートのようなものなので自由にアレンジして構いません。フィルムはお店で購入できます。
★tips コンクール
コンクールはぷにもんを表現する人たちの競技会です。競技会は予選と本戦の2つがあり、本戦をグランドコンクールと呼びます。予選はいくつかの会場で開催され、期間内に予選で2回優勝すれば年に1度のグランドコンクールに出場することができます。
コンクールの形式は始めに課題テーマの評価を行います。課題テーマは出された課題に沿ってぷにもんの服装をアレンジします。フィルムをスタイリストが考えるのはこのためです。課題テーマで残れるのは4名のトレーナーだけです。
この課題テーマで残った4名で、自由テーマによるぷにもんの表現を行います。歌、踊り、演奏、パフォーマンス、絵画、漫才など様々です。
各大会で優勝しても賞金は入ってきませんが、ぷにもんのテレビコマーシャルや舞台、映画などのオファーが舞い込みます。トレーナーはぷにもんのマネージャーとして徹するのが基本です。
作中でチラッと名前だけ登場したメルドという人物は、女優兼フリーキャスターでありながら、自身のぷにもんをグランドコンクールで優勝させるほどの実力者で、コンクール優勝者としては例外です。
★tips スタイリスト
スタイリストはぷにもんのスタイルを見極め、ぷにもんに合った装いを提案する人々を指します。ぷにもんが自分で気づいていない美しさを見つける、という点ではサタケもスタイリストの素質があるのかもしれません。
スタイリストはコンクール優勝を狙って戦っています。しかし、優勝できるのはたった一人きり。そこでスタイリスト同士で情報や意見の交換会を兼ねた模擬コンクールを各地で開いています。
模擬コンクールに来るほどの熱心なファンもいるほどです。
★ぷにゼリーとパウダー
ぷにゼリーはぷにもんが喜ぶゼリーです。パウダーを練って作ります。ゼリーにはパウダーの合わせ方でいろんな味のものが作れます。ゼリーを食べたぷにもんは魅力値と飽食値がアップします。魅力値が高いほど人を魅了するぷにもんになります。飽食値が満たされるとゼリーを食べてくれなくなります。
ゼリーを食べることで努力値が下がるので、努力値の振り直しができます。飽食値の上限があるので、いかに飽食値の低いゼリーを作るかが大切です。飽食値の低いゼリーは大勢でパウダーを練ったり、テクニックを駆使すれば作ることができます。
パウダーは自然のものをすり潰して作ることができます。冒険の途中でパウダーにできそうなものを見つけることができるので、積極的に採取していきましょう。
採取して作れるパウダーは以下の6種類です。
・きのみパウダー:きのみをすりつぶしたパウダー。森の香り。
・はっぱパウダー:はっぱをすりつぶしたパウダー。草の香り。
・さかなパウダー:さかなをすりつぶしたパウダー。海の香り。
・貝がらパウダー:貝がらをすりつぶしたパウダー。磯の香り。
・石ころパウダー:石ころをすりつぶしたパウダー。山の香り。
・けものパウダー:けものをすりつぶしたパウダー。獣の香り。
★tips ぷにたま
ぷにもんはたまごから生まれてきます。このたまごをぷにたまと呼びます。琥珀のような半透明の卵型で、中に小さな女の子が入っています。普通の卵のように割って食べることもできないし、温めて孵化させるものではありません。ぷにたまはいつの間にか出来ており、いつの間にか孵化するものです。孵化するのに5年〜10年くらいかかることがほとんどだと言われています。
ぷにたまは相性の良いぷにもん同士が一緒にいると、いつの間にか存在しているものです。ぷにたまが出来た時、そのぷにたまはどちらかのぷにもんと同じ種族になります。どちらの種族になるか、ぷにもん同士の関係に影響がある傾向があるようですが、詳しいことはまだ分かっていません。
★tips ぷにもんセンター
ぷにもんの治療をしてくれる施設です。トレーナーなら無償で使うことができます。また、かなり安い価格で宿舎の一室を貸してくれます。
ナースさんが常勤しており、サポートぷにもんのキュアロマもいます。センター内には他にぷにもんショップが常設されています。
宿舎にはサタケのいた世界で言えば難民と呼ばれる人もいます。ただ、家のない人は放っておくといつの間にか消えてしまうので、街には一人も路上で寝ているような人がいません。
★tips ハイブとリーグ
ぷにもんリーグと呼ばれるバトルの最高峰を決める大会があります。開催の時期は決まっていません。その理由は、ハイブを勝ち抜いてリーグの挑戦権を得たトレーナーが少ないからです。1度リーグで負けると再びハイブを1から巡って勝ち抜く必要があります。
ハイブは5つあり、5つのハイブにはハイブヘッドがいます。ハイブヘッドに勝利することでハイブリングを手に入れます。リングが5つになるとリーグへの出場資格を手に入れられるわけです。
リーグはトーナメント形式で1度でも負ければ終わりです。
★tips 研究所
コキド博士の研究所です。コキド博士の専門は「ぷにもんの生態」で、元々はタンザクシティの大学で研究していましたが、とある理由からコンペキ山の近くのハナガサタウンに研究所を作りました。
また、ぷにもんが頭をこすり付けるのは「大好き」という証であることなど、言葉を喋れないぷにもんが何を考えているのか、という研究もしています。ぷにもんを観察することで何を考えているのか分かるほどです。
新ぷにもんであるピカリュウについて強い興味があり、サタケの冒険をバックアップしてくれています。
研究所の2階と3階部分を自宅にしています。
研究所は1階と地下室で、研究所の裏庭は大量のぷにもんが暮らしています。作中で最もぷにもんを所持しているのはコキド博士です。