表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
デイリーな生活  作者: WHO
1/1

始まり

俺はミネギシ、今を生きる高校二年生だ。

そんな俺は今、


女子更衣室の中のロッカーに入っていた。

中は狭くあまり身動きが取れないが、暗くは無いので周りに何があるのかは見ることができる。

ほぉ~、へぇ~……。

目の前に見えるのはポスター。とある黒髪で黒縁メガネに赤い瞳。凛とした顔立ちで身長は結構高く見える。学校指定の服を着ていて誰もがイケメンだと断言するであろう男子高校生が、カッコいいポーズを取っていて、それは俺だった。

う~ん……相変わらずカッコいいな俺は。

他にロッカーにある物は俺の後頭部に当たっている一つのハンガー。そこには大きめのサイズのおブラとおパンツがかけてあり、どちらも水色の縞々模様だった。

おぉ……素晴らしい!

鼻をおパンツに当て匂いを嗅ぐ。すると! とても女子特有の甘い香りがしてきた!

 フンガフンガフンガッ……! 少し汗ばんでいるみたいだな。

と、ロッカーの外から女子の声が聞こえてきて、この部屋のドアが開けられ音がしてきて、俺は窮地に陥った。

 お、おい……やべえよやべえよ、大丈夫か……? ――いや、まあ別にばれてもいっか。

 パンツを頭にかぶりながら汗を一滴垂らした俺は、ロッカーの一部が開いていたところから外を確認した。

 ふむふむ、どうやらさっきまで外で体育をしてたみたいだな。ふむふむ、あー、ブルマじゃなくて普通のハーフパンツなのか……残念。でも汗素晴らしい。

 ここを開けないでくれ! ――その願望は空しく、ロッカーの目の前に一人の美少女が立った。

 その女子は人と会話しながら取っ手に手をかけている。

 くっ、ここまでか! お願いだから開けないで! 何でもするから! 

 俺は来たる未来に絶望し涙を流す――。

ぶえぇぇぇぇぇぇうぉえぇぇぇぇぇぇぇかなしいよおぉぉぉぉぉぉ!

 涙が溢れながらも、女子との間1メートルという近い距離に立つ俺は、寸前にいる美少女の顔にドキドキしながら最後にパンツを思いっきり嗅いだ。

 あぁ、いい匂い!

 そしてついに女子は取っ手を開け――


 俺は眠りから覚めた……。

「そうだよなぁ。俺の通う高校、男子校だからなぁ」

 枕の下にはエロ本が置いてあった。

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ