表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

心斎橋ジェラシーナイト

作者: 夢見坂 姫凛

「いっけな〜い☆ 遅刻遅刻〜〜〜!」




私、ハルコ!今日から絢里学園の1年生!!

…………なんだけど、緊張のせいでアキレス腱が切れちゃって初日から遅刻寸前!

学校間に会うかな〜〜!




『ドンッッッ!!!!』




「きゃっ!!!!」




いった〜い 何かにぶつかったわ!

もう!遅刻しそうなのになによ!家庭裁判所にうったえてやる!!




「ごめん、大丈夫?怪我はないかい?」




トゥンク……///////

恋に落ちちゃった♡

その男の子は顔もハンサムだし、優しい!

制服も同じ絢里学園の人だったの!




「こっちこそごめんなさい!!

ところで何を作っているの?」


「これは備前焼を作っているんだ」




嘘!?こんな早朝の歩道で備前焼!?

確かに彼はろくろで粘土の形を整えているし、窯も用意しているわ。




「どうしてこんな早朝から備前焼を作っているの?」


「登校中 ふと、作りたいと思ったんだ。

やりたいと思ったことは自然と行動に移しちゃうタイプなもんで」




彼はふにゃっと笑った。

その笑顔が眩しすぎたから時間も忘れて備前焼作りを手伝っちゃった。

学校なんて忘れて2人で備前焼を完成させたわ。




「ふぅ!ついに出来たね!よし、学校に行こう!」


「ええ!入学式はもう終わってる時間だし、今頃自己紹介タイムかしら?」


「初日から遅刻なんて、僕達悪い子だね!」


「けれど、あなたと一緒なら怒られたって痛くも痒くもないわ!」


「ふふっ、僕もさ!!」











………………バカな男。

私がロシアから派遣されたテロリストとも知らないで。

備前焼に超小型爆弾を仕掛けさせて貰ったわ。

あなたには悪いけど生徒数が日本最大級の絢里学園で爆破させて、日本を恐怖のどん底に突き落としてあげる。

恨むなら日本政府を恨みなさい。



「我々ロシアの怒りの鉄槌を受けるがいいわ。」











ご愛読ありがとうございました。

夢見坂先生の次回作にご期待ください!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ