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まさかの別地点スタート

新章突入!

「着いたか......」


 見渡すとそこは……祭壇だと?


「へ?」


 思わず間抜けな声が出る。ここどこだ?

 周りをよく見渡してみると、人間界にあるなかでも中規模な神殿であることがわかる。そして祭壇の横には俺の像があった。


「はー、ここは水神を敬う神殿か~。てか俺って結構イケメンだな。ちょっとだけ像のほうが体格はいいけれども」


 そんなことを考えつつ上を見ると、大きなシャンデリアに金縁の天窓。さらにはステンドグラスまでもがあり、大金が掛けられてるのが分かる。


「といあえず、念話するか」


 天界の者達は誰でも念話ができる。頭のなかで意識するだけで遠くの人と会話できるのだ。


『もしもーし』

『あ、ダイダ様!』


 良かった。繋がった。


『いまどこー?』

『今はですね、どこかの山賊の洞窟のなかです!』

『へっ?』


 そこで俺は焦った。まさか……


『殺してないよな!?』

『はいっ!全員気絶させときました』


 天使が山賊に捕まるわけがないが、人間界にきて最初の一歩で殺しはさすがに躊躇う。しかし、なぜそんなとこに?


『最初に転移したのが洞窟まえだったんですけど、なかにダイダ様がいるのかと思って走っていったんですけどいませんでした』

『そ、そうか』

『ところでそちらは?』


 ここで俺は神殿の内装を話した。


『それはグロリアス王国のグリエンタル地方にある神殿ですね』


 ほへー。


『なら、まずは神殿のある町グリエンタルで待ち合わせしましょう!待っていてくださいね』

『ああ』


 そして念話を切ったあと、ふと神殿正面のドアを見ると少しすき間が空いていてこちらを覗いている人物がいた。

 俺が最初に思ったそれは……


(大きいな……)


 まったくもってけしからん。20代前半と思われる若々しい肉付きのある身体、そして夢の詰まった巨大なメロンが2つ着ついたシスターだった。恐らくこの神殿のシスターだろう。


(ふ、ここはイケメンの俺がおとしちゃるか)


 ナンパを即決定し、話しかけようとする見た目10代後半の少年。がしかし、ここでシスターの様子がおかしいことに気づいた。


 目線が動き回っているのだ。その目線はまず俺のとなりの水神様の像を見て、次に俺の顔を見るのを繰り返している。そして俺の足元を見る。つられておれも見ると、いかにも「召還!」という感じの祭壇があり、その上に俺が乗っているということに気づく。


 背中に冷たい、それはもう冷たい汗が流れるダイダ。対してシスターは顔を赤らめ、じっとダイダを見つめる。


(やばい、嫌な予感しかしない)


 そう思った刹那、シスターは……


「ダイダ様あああああ!」


 といって、こちらへロケットブーストフィジカルアタックしてきたのであった。

シスターは必要。ね?

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