最高神と勇者
毎日更新がデキナイデース。
ーー王都、宿屋への道中ーー
「思ったよりも時間を食ったな……」
小走りに宿屋へ向かう途中、一人の青年と三人の少女がこちらへ向かってきた。
「おい、そこのおまえ!」
急に上から目線で話しかけられるのに戸惑いつつもその青年を見た。
……なるほど、¨一般人¨よりは魔力、して戦闘力が上のようだな。Aランク冒険者のトップといったところか。
「失礼ですが、何方でしょうか?」
「俺は勇者をやっている信次だ!」
……日本人か。こんなところで会うとはな。
「それで、勇者様がなんのご用でしょうか」
「この先に化け物がいるときいたが、どうなっている!?」
「……それでしたら、突然冒険者が現れ、討伐なされましたよ」
「まじで!?」
ーーside信次
なんてこった……。ここで化け物を倒し、名声を獲得、そして更なるステップへという俺の夢が!
……にしても、いったいだれが倒したんだろう? というか、何でこの人は急いで走ってたんだ? なーんか怪しいんだよなぁ。
「失礼ですが、あなたは何をしていたのでしょうか?」
「……え~っと、避難を……ね?」
いや、聞かれても困るというか……怪しいなこいつ。
「あの、もしかして倒したとい「ダイダ様ーーー!!」……へ?」
今なんといった? 反対側から走ってきた少女? とんでもない美人さんだが、ダイダと言ったか? 水神? 最高神?
あ、たぶんこのお方だ。手を額に当てて空を向いてる。黄昏始めた。
「あの、最高神様で「神違いです」……そ、そうっすか」
いやにしてもなぁ。
「ダイダ様ー! 化け物の討伐は終わりましたか~~?」
……ダウト。
「最高神ダイダ様、お話があるので王城まで来ていただきたいのですが宜しいでしょうか?」
「……それは、任意ですか? それとも、強制?」
ここはどういうのが正しいのか。
ここは信頼できるなかまに聞こうと、おまけ(俺にとっては)3人組に視線を向けるが、皆一様に逸らしやがった。
「ダイダさ……あ……だ、ダロス様! この方達は!?」
この美少女は俺たちに気づき、なにやら偽名を叫ぶように言うがもう手遅れだ。とうの本人、最高神様はまだ夕日が出ていないのに、西を向いて黄昏ている。
そのとき、王城から衛兵が走ってきた。伝令か?
「シンジ様! 王城が襲撃を受けています! 魔族の仕業かと!」
「「なんだとっ!?」」
ん? ダイダ様も意外に思ったかのか、驚いている。
とにかく、急がねば!
ーー
sideダイダ
魔族!? ……いや、魔族が人間相手に戦争を吹っ掛けるはずがない。これは、ロルトルドの手の者だな。
「勇者よ、急いで王城へ向かうぞ!」
「はい、ダイダ!」
そうして、勇者の四人組と、ダイダとフィリアが王城へと走り出していった。
ーー
一方、倒されたキメラは……。
『フェアステージを起動しますか?』
→yes
『フェアステージ起動完了。第二形態へと移りました』
持っていた鎌は赤黒く変色し、蛇の頭数は3匹へと増える。
そいつは、ゆっくりと王城へ向かうのだった。




