王都でトラブル
昨日は投稿できなくてごめんなさい!
ーー王都、入り口ーー
「身分証明書を提示しろ」
「あいよ」
こうして、ダイダ、ダリア、フィリアが提示する。しかし……。
「だ、ダイダ様、持ってません……」
ネルスのを作り忘れていた。
「すいません、この娘の身分証明書をなくしてしまったみたいで……」
すると、衛兵はネルスを見ると下劣めいた視線を送る。確かにネルスは美人だが、こんな場所で送る視線ではない……。
「……ほぉ、しかたない。仮の身分証明書を作るから君たちは待ってなさい。さあ君、付いてきなさい」
明らかに別の目的で詰所にネルスを連れていこうとする衛兵。もちろん、ネルスは気づいているので
「ダイダ様、我は分からないところもある。付いてきてくれ」
「おう、いいぞ」
というやり取りをした。これで防げる……はずが
「いいから来いや!」
ネルスを掴み、無理やり連れ込もうとする。
その行為に怒りを感じた俺は、思わずキレかれる。それにより一瞬だが神力を解放してしまった。
「ひっひー!! あぶぶぶ……」
その衛兵は気絶し、王都入りへ順番待ちをしていた人たちは身動きがとれなくなる……。あーあ、またやっちまった。ダリアに怒られたのになぁ。
そして、詰所から衛兵のリーダー的な人が出てきた。話のわかりそうな人なので、全てを話すとその男は詰所へと連れてかれた。どうやらこれが初めてというわけではなくて、過去にも何回かあったようだ。このまま、トラブルなく王都でも観光出来ればいいんだがな……。
ーー
その頃、王城では大盛り上がりだった。
「ついに、ついに神力の感知に成功した!!」
宮廷魔術師10人による神力の感知が成功し、ダイダ一向が王都入りしたのがわかった。
「ついにか……」
勇者たちは、武者震いするのであった。
ーー
また、これも同じ頃の話だ。
「王城の剣、例の剣を持ち帰ればミッションコンプリートだな」
「はい、そうっすねマルス様。しかし、これは……」
「ああ、神力を感じた。奴等も神に連なるもの、敵対せずに終わらすのが一番だな」
真魔王の一向も到着していた。
勇者、真魔王、そして最高神一向……3つの勢力の欲望、野望が王都にもたらすものはなんなのか……。ダイダにすら分からない。
神のみぞしる、いや、神すらも知らぬ、であろう。




