表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/49

メカどら VS ネルス

津波の要素をこの時期に入れてしまうのは、大変不謹慎かもしれませんが、それでもこのようなスキルがほしかったのでご理解願います。

 ーーリルベン壁外ーー


「あちゃー」

「あちゃーです」

「ちょ、ダイダ様もフィリア様も、あ、いやフィリア様は仕方ない気がしますがダイダ様はもっと考えて行動してください!」

「ちょっと! ダリア、その言い方じゃ私がアホみたいじゃない」

「フィリア、たぶんそういう意味だと思うぞ」

「そ、そんな!」

「どうするんですか! ダイダ様!」

「シラネ」

「ちょっと! 私はアホじゃない!」

「いーや、フィリアはアホだね」

「だからそんな場合じゃ……!」


 などと、アホな話をしていると


「仕方あるまい、我がこやつらを守りながら」


 と、ネルスがやる気を出す。


「ちょっと、戦いますよ!」

「んーいいよべつに」

「なんでですか!」

「いや、メカどらにはもう念話で殺すなって伝えたし。それに、メカどらの戦闘力が見たい」

「……もう知りません!」


 ちなみに、メカどらとの念話。


『メカどら、やつは殺さないで、お前の実力を見せてほしい』

『GAOGAO』

『……お前も念話使えたのか。でもお前のその喋りじゃなにいってるか全然わからないぞ』

『GAU……』


 である。その時に気づいたのだが、メカどらの目はテンションによって変わるようだ。最初は黄色で、落ち込むと青に、そしてこれから戦ういまは……。


『GAOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOAAAAAAAAA!!!』


 赤色である。


「これは……守りきれん。仕方あるまい……転位!」


 するとメカどらとネルスは何処かへ行った。


『メカどらー、俺もいきたーい』

『GAU』


 すると、転位陣が現れたので、フィリアと俺が乗る。さすがにダリアは戦いに巻き込まれる可能性があるので


「ダリアは宿へともど「最初からいくつもりありません! 危険すぎますよぅ!」……そうか」

「ダイダ様も、この前、真魔王にやられたばかりじゃ……やめときましょうよ!」


 どうやら、ダリアは俺の戦闘能力に疑問を持ち始めたようだ。仕方あるまい。これだけは教えておくか。


「ダリア、真魔王は……」

「ダイダ様ー、いきますよー」

「……すまん! あとで」

「えええ!」


 そして、転位するとそこは……。


「おうふ」

「まあ……」


 南極大陸だった。

 そして、その氷原の真ん中で、ネルスは激しく息を乱しながら倒れている。そのうえをメカどらが踏んづけており、足からでた稲妻を纏った槍がネルスの羽根を刺している状態だった。


「これは、気になるな……」

「はい……メカどらちゃんの活躍見たかったです」


 しかたない、魔法を使うか。


再現創造(リプロド)


 ーー


 転移した2体は真夏(・・)の大海原にいた。


「ふう、これなら全力を出せよう」

「GAO」

「しかし、機械でできた龍か……我の2倍はある大きさ、神が作り出しものなのか?」

「GAO」

「ふふ、存在値が低いのだろう? だから喋れんのだろう」

「GAO」

「我が一瞬で始末してやろう」

「GAO」

「……なんか虚しくなってきた。いくぞ!」


 会話が成り立たなかったネルスは、口に魔力を蓄え……


『GHARUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!』


しかし、メカどらのほうが速い。

 刹那、神龍の咆哮(ゴドスドラゴノスロア)が炸裂し、メカどらの高さの半分である50メートルはあろうネルスが1000メートル吹き飛び、海面着陸する。

 そのときに激しくぶつけたためか、内蔵にダメージが入り口から血を吹く。


「ガハァ!……な、なに、これ……」

「GURURUA!」


 圧倒的なスキルの攻撃力に呆然としたネルスは思わず素の声が出る。それは少女の声であった。しかし、次の行動に出る。


「ふん、なんで海を選んだかわかるか、機械ごときよ」

「GAO」

「我は六帝龍のうち、水を司る龍だ! ゆくぞ!」


 すると、巨大な津波が起きる。


暗海の波(ブラックオーシャン)


 しかし、メカどらは……口に水色の紫電を纏う球体を作る。


「ふはははは! 何をしようと我には勝てんぞ! 潰せ、我の破壊の水よ!!」


 そしてメカどらは、ネルスには伝わらないであろう言葉を呟いた。


「GAUAUGA、GAGAU《俺も水属性だ、馬鹿龍》」


 刹那……メカどらの口から水色の稲妻が吐き出され、津波へと瞬時にぶつかる。そして、津波を一瞬で凍らせた後、粉々に粉砕。さらには真夏の大海原を南極へと変貌させた。そして、その稲妻光線の余波をくらい、ネルスは手足が氷ってしまい、寒さのあまり魔法にも集中できず詰んでしまう。


 まさに、最高神ダイダがもつものと同じ神の技……


 絶対零度の稲妻アブソリュート・ゼロ・ライトニング


 である。


「こ、こんなの……ありえないよ……」


 対するネルスは、自分のもつ最大の大技をあっけなく破壊されてたあげく捕縛までされてしまい、混乱のなかにいた。

 メカどらがネルスに近づいていく。


「い、いや! 来ないで!」


 最初の尊大な口調はもはやなく、そこには一匹の蜥蜴がいるだけ。そして、メカどらは……


「GAGAU、GAUGAO《蜥蜴は羽なんか、ないよな》」


 と呟くと……。


 紫電の槍(グラリングスピア)というスキルを発動させ、できた槍をネルスの羽根に射し込んだ。


「あ、あああああ、痛い! やめてぇ!」


 もはや、守護龍の面影はなかった。


 ーー


「まじかぁ……」

「ネルスちゃん……」


 すると、そんな俺らの様子を窺っていたメカどらは、何か悪いことをしたと解ったようで慌てて俺のところへ来た。


「GAO! ……GAO?」

「いいか、メカどら。追い撃ちはいらないだろ! お前がやったのは死体蹴りだ! 外道に落ちるな!」

「GAUU……」


 そして、俺とフィリアはネルスのところへ向かった。なお、メカどらは召喚魔法で帰した。必要になったらまた召喚しよう。


 ……必要になるときが来るのか?


 なんて思ったのは秘密である。


メカどらは必要になります。しかも、かなり重要なポジにつきます。最終章で大活躍させますのでお楽しみに。(最終章って、いつの話になるんだよって突っ込みはダメ)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ