自分の正体と天界のシステム
あと2話ぐらいで天界から逃げ出したい!!
頭に多数の情報が入ってきた。驚くばかりのことであった。
天界は会社運営さている。
幹部は全て属性神で構成され、その配下は最上位天使である。
その下に高位神がおり、さらにその下に上位天使がおり、その下に下位神、その下にただの天使がいる。そして幹部会議のリーダー、それが水神の役目である。
属性神は、光・闇・風・水・火・土・時の7属性によって構成される。
それぞれの配下は人間に属性魔法を授けたり、人間界の様相を整える。
その命令を下すのが属性神である。
また、属性神で一番の強者であり、重要な役目を負うのが水神である。
なぜなら災害の殆んどを担当し、さらに水は膨大な量が人間界に存在する。
そのため他属神との連携も必須である。なので幹部のリーダーをしているのだ。
なお、一番働かず魔力量が少ないのは時属性神である。ただ時間を流し、その上人間に属性魔法を授ける必要もない。そのため、配下はおらず1人で時を流すのに集中している。会議中もぼーっとして注意されるのもこの神様である。
さて、その属性神であるが、実は全員もと人間である。
どのように属性神が決まるのか...
それは、まず先代の属性神が、神をやめたくなったとする。
その場合、代替わりの儀式を行い、自分の魂を輪廻へ還し代わりの清き魂を拾って天界に届ける。その後属性神が復活するという。
ちなみに、一番代替わりの儀式が行われる神様は水神である。
先代も、先々代も、同じ理由で水神をやめたそうだ。それは...
「神様はワーカーホリック」
といって、虚ろな目で輪廻に還ったとされる。ナニソレ怖い。
「…はぁ~」
「事情はわかったかしらね?」
「ええ…まあ…」
「とりあえず自己紹介ね!」
さっと緑髪少女が手をあげ指先から風を出しいう。
「風の属性神フーよ!よろしくねダイダ!」
俺は驚きながらその指先を見た。
「簡単な魔法よ、格式が最上位のあなたならできるわ。やってみて」
頭にある詰め込まれた魔法の知識から、ジョウロのような水をイメージしてみる。
そして俺は両手を上にあげ、巨大な滝を逆噴射されながらいう。
「水神ダイダだ。よろし...て、イメージと違うんだけど、フー」
フーは目を丸くして滝を見る。
「さすがは天界第一位の力をもつ神ね。格が違うわー。まあ、もっと強力なイメージを持たないとだめね。コントロール出来ないわよ」
魔法の仕方もわかった。どうやらイメージが大事みたいだ。そしてフーに目を向けると、
「あらためて、天界(地獄)へようこそ!!」
いい笑顔で言いやがった。そして、現状の天界を見渡して思った。
(ああ、もう代替わりの儀式をやってもいいよね)




