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~山田優と雑談部と部活大戦2日前~

私たちはついに雑談部にメアリちゃんが入部して大戦に参加できるようになりました!祝!脇役モブキャラ回避です。

そして、次の日の朝……

《朝・1-5教室》


私は、学校に着きました。


私は知らなかったのですが、実は私とメアリちゃんは同じクラスだったのです。


「おっはよ~!!メアリちゃん!!」


何気なく私があいさつするとクラス中が騒がしくなりました。


「お、おい!!今メアリ様のことをメアリちゃんって……!!」「しかもタメ口だったぞ!!」「あい

つ、死にたいのか!!」


(……へ?私変なこと言った?)


「……、あぁ、おはよう優。」


「あ、うん……、おはよう。ねぇ……、メアリちゃん、私変なこと言った?」


「……なぁ、優。私の苗字分かるか?」


「へ?……えーっと……。」


(なんだったっけ?)


私が悩んでいると、


「……、わからなそうだから言うが、ノアだ。」


「え、ノア?」


(ノアって確かどこかできいたような…。)


私は、頭をフル回転させて記憶を探りました。すると、ひとつ覚えのあるものが出てきました。


「……え!!も、もしかして、ノアってあの『ノアコーポレーション』のこと!?」


メアリちゃんは、頬を少し上げて笑い、


「……そうだよ。私はノアコーポレーションの令嬢だ。」


……、何とメアリちゃんは、今の企業界の85%を占める大会社『ノアコーポレーション』のご令嬢だったのです。そんな事とは露知らず、私は昨日暴言も吐きました。死刑確定です。


私は、その場に全力で土下座しました。(頭を地面にたたきつけました)


「すみませんでした!あの、ノアコーポレーションのご令嬢とは全く知らず、昨日はとんだ御無礼を!」


「お、おい……!やめろ!!頭を上げろ!!」


「いえ!!あげれません!!」


「……、お前、私の友達じゃなかったのか……?」


「そんな……私なんかが、差し出がましいです!!」


「……、お前もなのか……。」


その時、私の頭に何か水のようなものがかかりました。私が少し顔を上げると、メアリちゃんが泣いていました。


メアリちゃんは、


「……、お前が昨日…初めてあんな口聞いてきた奴だったんだぞ……。私……、あの時ほんとは嬉しかっ

たんだ……。」


「メ、メアリちゃん……。」


「……私の周りはいつも私に頭を下げるものばかりだった……。友なんて……いなかった……。」


(そうか……、それもそうだよね……、世界を支える大企業の娘だもん……。)


私は立ち上がり、


「……、メアリちゃん、ごめんね……。たとえメアリちゃんが大会社の娘さんでもメアリちゃんはメアリちゃんだもん!私の友達だよね!!」


その言葉を聞き、メアリちゃんは涙をぬぐい、


「……、そうだ、だからお前はタメ口でいいし、メアリちゃんと呼んでもいいんだよ……!!」


「うん!!わかったよ!メアリちゃん!!」


その時、クラス中から拍手が起こり、私たちは笑いあいました。


《放課後・雑談部部室》


放課後となり、私たち雑談部部員は顧問の先生を紹介されることとなりました。


「では~、顧問の先生を紹介します~。」


私たちは部長の言葉の後、シンとしました。


(……、一体どの先生が……。)


「顧問の先生は~、この方です~。」


部長が出した写真を見て私たちは驚きました。


「「「「……え!!」」」」


その先生とは、校長先生・・・・だったのです。


「な、何で校長なんですか!!」


みやびさんが、部長の方を向き、叫びました。


「校長先生が引き受けてくれたんです~。」


「いや、だからってなんで校長なんですか……。」


「ほかの先生に断られました~。」


(……、全員に聞いたんですね……。)


いつの間に回ったのかは置いておくとして、私たちの顧問は校長先生に決まりました。


「あ・それともうひとつ~。」


何かと思い、私たちは部長の方に向くと、


「私たち雑談部は部費1円からスタートです~。」


と、部長が言いました。


「……、え!!」


「……は!?」


「……はうっ……!」


「……なっ!」


私たちは同タイミングで驚きました。ちなみに上から、私、みやびさん、魅霊さん、メアリちゃんです。


「な、何で1円なんですか!!」


私が聞くと、


「校長先生が顧問になる条件と~。」


「な、何で、そんな条件を……!!」


「勝って稼げとのことです~。」


「そ、そんな……。」


「あ・あと、私たちの大戦中の能力が分かりましたよ~。」


「なんですか……。」


部費1円の話を聞いて、私は精神的にクタクタになりました。


「話を聞き入らせる能力だそうです~。」


(……ぐはっ!!)


まさかの追い打ちです。


しかし、


「……なーんだ、そんな能力なんですか。」


「そ、それなら……大丈夫かも……です。」


「……フン、そんな能力、無くても私は勝てるがな……。」


皆の反応は違いました。


(え……、なんで……?)



その理由を、私は2日後の部活動大戦で知ることとなります……。

いかがでしたでしょうか?

今回は話の都合上、部活動大戦の話に入れませんでした……。すみません……。

つ、次は部活動大戦の話ですので次回から部活動大戦編です。

そ、それでは次回、また皆様とお会いできることを心よりお待ちしております!!


※アドバイス、ご感想等ございましたらお気軽にお願いいたします。

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