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部活動大戦~山田優と雑談部と部活動大戦3~

どうも、山田優です。

私たち雑談部はなんとなんと部活動大戦で今のところ3位です!!

でも、みやびさんが巫女だったり、魅霊さんが陰陽師だったりびっくり情報多発中……。


いったいどうなる事やら…。

《体育館靴箱》


とりあえず、私たちは他の場所に行く事としました。


「おい、優。ほかの部はどんな感じだ?」


「え?どういう意味?」


「だから、上位の部はどこだって聞いているんだよ。」


「あぁ、えっとね……。」


私はケータイで確認しました。


「1位が弓道部、2位がアーチェリー部、3位が私たちで、4位が剣道部、5位がサバイバルゲーム部だよ。」


私が言うとメアリちゃんは


「……ふむ、ならば弓道部を狙うぞ。」


と、言いました。


「え!?1位の部を狙うの!!」


私は大声で驚いてしまいました。


「あぁ、私たちの邪魔になるからな。」


メアリちゃんは冷静に言いますが、


「で、でもでも、1位ってことは一番強いってことだよね!?無理無理無理無理!!」


私は焦りながらいいます。ぶんぶん頭を振りながら言ってしまうほどです。


「……、でもなぁ、優。」


メアリちゃんが扉をあけると、


「私たちは狙われてるみたいだぞ?」


そこには弓を構えた生徒が無数にいました。その数、ざっと見て30人は下りません。


「な、戦うしかないだろ?」


「それはいいから扉閉めてぇぇぇぇ!!!」


私が叫ぶと同時に、無数の矢が飛んできます。


(あ、死んだ……、さよなら私の人生……。)


防護壁あるから死なないというツッコミは無しでお願いします。


その時でした、



『……大丈夫ですよ~。』



どこからともなく、聞き覚えのある声がしたかと思うと、目の前に、女の子が現れました。


その女の子は金色の髪を携え、腕に8色の宝石がはめ込まれた腕輪をし、花のようなスカートのドレスを着た、西洋の騎士の兜の目を守るところのような形をした仮面 (例えがそれしか浮かばなかったんですっ!)をした女の子でした。


その仮面の女の子が現れたかと思うと、女の子は両手を前に突き出しました。


(あぶないっ!!)


私がそう思った時です、放たれた矢は壁に当たったかのように次々と仮面の女の子の前で落ちていきます。


「……なっ!?」


さすがにこれにはメアリちゃんも驚いていました。


「な、何なんだあいつ!!」「こんなことができるなんて聞いてないわ!」「一体誰なんだ!」


矢を放ってきた生徒たちもざわめきだしました。


そんな時です、


「一時退却するぞ!」


女性の声がしました、すると生徒たちは、


『分かりました!!紅葉部長!!』


言ったかと思うと、



《能力発動・走力強化》



機械がしゃべったような音がして、生徒たちは消え去りました。


「いったい今の人たちは……。」


私がつぶやくと、


「今のはアーチェリー部ですね~。」


仮面の女の子が答えました。


「はっ!!そういえばあなたは誰なんですか!?」


私が指をさしながら仮面の女の子に言うと、


「……、何言ってるんだ優、お前分からないのか?」


メアリちゃんがあきれ顔で言いました。


「……、へ?」


私が傾げながら言うと、


「……、マリアだろ……。」


メアリちゃんは眉間に手を当てながら言いました。


「……えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」


私が大声で驚くと、


「正解です~。よく分かりましたね~。」


「……、声を聞いたらわかるだろう……。というか貴様、何なんだその格好は?」


「これはうちにあった戦闘用の衣装です~。」


「そんな動きづらい格好で戦うつもりなのか……。」


「いやいやいや!それはいいとして、ホントに部長なんですか!?」


二人の会話をさえぎって私は叫びました。


「そうですよ~、私は雑談部部長のクレア・F・マリアですよ~。」


ゆっくりした口調、モデル並みの体型、綺麗な金色の髪の毛、確かにクレア部長でした。


「部長!!何なんですか!さっきのは!!」


「あれは私の技です~。ちなみに《風の防壁》って言います~。」


「何でそんなことができるんですか!!」


「それは、私が不思議な力を持っているからです~。」


「答えになってません!!」


聞きたいことはたくさんありますが、とりあえず私たちはさっきの部について話し合うことにしました。


「さっきの部はなんだったんでしょうか……。」


「アーチェリー部ですってば~。」


「いや、そういうことじゃなくってですね……、」


私が部長に言っていると、


「……要するにあれだろ、奇襲攻撃。」


メアリちゃんが答えました。


「で、でも何で私たちなんかを……。」


「それは、私たちが邪魔だったからだろう。3位だしな。」


「そうかもしれないけど……。」


「まぁ、それがアーチェリー部のやり方なんだろ……。ところで……、」


メアリちゃんは部長を指さし、


「おいクレア、紅葉ってのはどんな奴だ?」


「紅葉さんですか~?えっと~、話すと長くなりますよ~?」


「構わん、敵の情報は知っておいて損にならん、話せ。」


「そうですか~、では~……」


部長の話が始まります……。



……次回ですが。


いかがでしたでしょうか?

今回も部活動大戦真っただ中です。

雑談部はどんな方向に進むことやら(笑)

まだまだ続きますので温かい目で見守ってくださいね☆


ではでは(^_^)/~


※ご感想アドバイス等ございましたらお気軽にお願いいたします。

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