第1話 生誕
ん?うっすらと目が見え始め視界が明るくなってきた。
ホントに異世界に転生してきたのか?
「お母様無事男の子が産まれましたよ」
「ご家族を呼んできますね!」
そうメイドの服の人が言うと急いで部屋を出ていった。
すると、部屋の外から
「ドタドタバタバタ、ドタバタドタバタ」と、
気迫ある勢いで先程出ていったメイドの人と入ってきた
『旦那様、赤ちゃんが怖がりますよ』
旦那様?多分俺の父親なのだろう。両手が真っ赤になっている。多分赤ちゃんが元気に産まれてくるのをずっと願って居たのだろう。
「おぎゃーおぎゃー(お父さん)」
なんだ?この泣き声まさか俺のか?
「おっ!元気で泣いた。いい子だなぁ」
「では、お前の名前はを発表する。お前の名前は“リヒト”だ。リヒト・ウォン・ヴァンウォール いい名前だろ」
いい名前だな。しかも両親優しそうな人たちでよかった。
しかしよく周りを見渡すと 、広い部屋に、メイド、豪華そうな壺などめちゃくちゃ豪華な家なんだが。
しかしなんだか、目が重くなって、
眠くなって・き・・てムニャムニャ……スャー
ん?寝て待ったのか。体力は0歳児ということか
「あっ!起きたよ、お義母さん」
「あらあら、起きちゃったの?お腹空いたのかしら?
エレナちゃんは向こうでお勉強していらっしゃい」
「イヤだ。勉強難しくて嫌いだもん」
「ほらほら、向こうに行って。
はい、リヒトご飯の時間ですよ」
あの綺麗な女性は誰だなのろう?俺の母さんをお義母さんと読んでるし、もしかしたら俺の姉なのだろうか?
でもそれよりも、 ご飯ってもしかしてお義母さんのおっ○いから直接飲むの・・・しかも大きいぜ
くっ.. 恥ずかしすぎる。でも、背に腹はかえらない!
手足も小さいし身体も自由に動かせないし不自由だが
「ちゅぱちゅぱ」
美味しかった。でも悔しい、人として大事なものが…
お母さんは、ご飯をくれたら忙しいのか部屋を出ていった。
そういや、ステータスを見てなかったな
(ステータスオープン)
リヒト・ウォン・ヴァンウォール Lv 1
《種族》人間族 《性別》男性 《年齢》0歳
《HP》 100/100 《MP》10000/10000
《攻撃力》 25
《防御力》 25
《素早さ》 18
《魅力》 50
《運》 80
《スキル》アイテムボックス・鑑定
《称号》転生者・使徒・主神カンナの加護・寵愛
あの女神主神だったんかよ。
今はアイテムボックスと鑑定だな。確か教会に行った時に、あの女神以外の神様からも加護とスキルを貰えるって主神が言ってたな。あと、まだ小さい時は身体が弱いから魔法を使わず魔力操作だけを覚えろって言われたな。
あー早く魔法使いたいなぁ。
まぁ、とりあえず魔力を探してみるか。魔力は確か体のお腹辺りにあるんだっけか?
んっ。どれだ…これか?あっあった!なんか暖かい感じがするな。えっと、この魔力を身体中に巡るように流して、
はぁー。意外と難しいし、疲れちゃうな。
とりあえず毎日コツコツ頑張るか!
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[3年後]
まず、この3年間でわかったことがある。この世界の暮らしは中世ヨーロッパ時代に似ている。
あとこの世界には、魔法の他に獣人やエルフ、ドワーフ、
精霊なんかもいるらしい。ぜひ見てみたい。
そして、この家はウォンバット帝国につかえる侯爵家で領地の隣にある魔の森や隣国から国を守る役割をている。
魔の森には、魔物などもいるらしい。
ウォンバット帝国はサグキュート大陸の北東部に位置し大陸1・2を争う大陸らしい。
家族は、母親の違う兄と姉が1人ずつおりそこの次男だ。
父さんは
ルイト・ウォン・ヴァンウォール・ルネビア(35)
義母さんは
アルネ・ウォン・ヴァンウォール(18)?
義兄さんは
アルト・ウォン・ヴァンウォール( 7 )
義姉さんは
エレナ・ウォン・ヴァンウォール( 5 )
実母さんは
レーナ・ウォン・ヴァンウォール(18)?
と言い、家族仲は良好らしい。
まぁ、義母さんと実母さんの仲が悪かったら嫌だし。
あと、お母さんたちの正確?な年齢は分からなかった。
そして僕はこの3年間毎日魔力練習などを頑張ったおかげで
魔力量が増え、魔力操作も上達してきた。
コンコン
『リヒトさま、今日は誕生日ですよ
早く着替えてパーティ会場に行きましょうね』
そう今日は僕の3歳誕生日。
前世では父が仕事で忙しかったため、あまりパーティなどはできなかったが今年は屋敷総出で僕の誕生日を祝ってくれるらしい。
もう1人で着替えるのはできるが、専属メイドのクイナがいるため身の回りのお世話はやってもらっている。
『着替えはOKです。では行きますよ。』
『はい、手』
「1人で歩ける」
『転んだら危ないのでダメです』
「ケッ」
『今なにか言いました?』
「ビクッ!いいえっ… ほら、着いたよ」
「おまたせしました」
『おっリヒト!主役の登場です』
『では全員せろいましたので!せーの』
『リヒト・リヒトくん・リヒト坊っちゃま
お誕生日おめでとう』
「あっ、ありあとう」
やっぱり、みんなに祝られるのは嬉しいな!
「みんな大好き」
何故か皆 (ズキューン)などと変な音を出しながら体を逸らしたり倒れたりする人が出た。不思議だ。
そして、その後は皆さんからプレゼントを貰ったり、ケーキを食べたりして、俺はみんなに祝って貰いながら楽しく3歳の誕生日を過ごした。
今回も呼んでいただきありがとうございます。
この作品を投稿し始めたばかりなので、
初めのうちは毎日投稿を目指していきます。
きつくなってきたら週1の投稿になると思います。
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