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命の源

作者: 檸檬

震える声で


きみを呼んだ


震える手を

    

どう手をのばしたらいいかと


限りある時の波間に


なお 震えてしまう


満月に


一つ空いた小さな風穴


吸い込まれるように


どしゃ降りが


水が水を追いながら


渦をまく


流星さえも深くのまれる


この先の先は


地上に光りを求めて


湧き出でる泉の原水


水が水を押し揺らめく


噴き出す水の波は


まるで


透明な花の輪郭


枯れないようなみずみずしさだね


君が言う


こんな花を咲かせたいね


私が願う


蕾の花びらがほどかれていく


花はこんな風に咲くんだね


震えながら満ちていく水面


言の葉の小舟浮かべて


行けるところまで揺られて


君の胸で


一片の花びらになれればいい



















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― 新着の感想 ―
[良い点] とても素敵な詩だと思います。言の葉を紡ぎながら、二つとない花を咲かせたい、そう願うばかりです。 [一言] ありがとうございます!
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