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登場人物

 随時足します。ネタバレ注意!!

 アルベルティーナ・フォン・ラティッチェ(・サンディス)

 『君に恋して』の悪役令嬢――に転生した現代日本人。知識は覚えているが、個人としての情報はあまり覚えていない。

 緩く波打つ黒髪に緑の瞳。王家の色といわれるサンディスグリーン。常盤色。深い緑。

 絶世の美少女で、母方の祖母が王姉。公爵令嬢。

 本家アルベルは残虐非道を絵にかいた選民主義。手段は選ばず、強欲で奔放で悪辣。

 幼いころの誘拐を盾に王家にすらその立場を振りかざす。第一王子の婚約者だったし、義弟や義母を苛め抜いていた。

 こちらのアルベルは重度のファザコンを患った超箱入り娘。世間知らずのヒキニートだが、欲求に忠実で現代のものを財力に物を言わせて作り出している。

 その結果の『アンダー・ザ・ローズ』はサンディス随一の人気ブランドとなった。

 アルベルが出したアイディアはジュリアスにより製品化され、ローズ商会で取り扱いをしている。

 基本恋愛に奥手でポンコツ。楽天的で、心を許した相手には寛容で非常に騙されやすい。その様子に周囲は頭痛がするレベル。外に出せない。

 結構夢見がちだが、それ以上に狭い世界で大切な人が傷つくのを恐れる。

 誘拐事件の際、箱に詰められたトラウマから暗所と閉所が嫌い。人見知りも激しく、男性恐怖症の節がある。背中に傷を負い、令嬢としては欠陥品だが血統は超一流。

<以下ネタバレ含む>

 幼馴染たちや義弟から思いを寄せられていることに気づいているが、ゲームシナリオの強制力や自分に極端に自信がないことにより拒絶している。できれば、別に素敵な人と安全で素晴らし出会いをして欲しいと願っているが、正直一番好きな異性は種類を問わないならダントツでお父様と即答する上、そのアルベルと結婚する上の魔王ごとき舅は途方もない娘LOVEである。

 王家の瞳と結界魔法が王家や元老会にバレ、王太女となることになり、アルベルティーナ・フォン・ラティッチェ・サンディスとなった。

 王家の瞳を持つ王族(特に若者)が非常に少ないため、王配候補を巡る争いが起きている。自分の血筋を利用されないためにも信用ある三人の王配になってもらうように頼む。

 グレイルの死によりショックで結界が張れなくなった。

 それだけでなく魔力の異常により肉体負荷が増えてさらに虚弱となり、命をすり減らす病状に。

 ずっと状況に流されていたが、ついに耐えるのではなく抗うことを決意。

 復讐を誓うが、後にグレイルの仕込みであったことが判明。さすがに怒った。

 

 


 グレイル・フォン・ラティッチェ

 明るいアッシュブラウンの髪にアクアブルーの瞳。

 アルベルティーナの父。今は亡きアルベルティーナの実母クリスティーナを深く愛しており、忘れ形見の愛娘を溺愛している。その愛情は重苦しいと周囲に言わしめるほど。

 大貴族の公爵家当主であり、サンディス王国の元帥。

 一番高位の爵位はラティッチェ公爵としてだが、別に管理している爵位としてはコーラル侯爵・フェンデル伯爵・メディチ子爵・ベネ男爵と数多とある。

 かなりの実力者であるが、アルベル以外には冷酷無比。

 剣術、魔法、政、軍師、様々な面で一流であるが、人でなしでもある。

 物欲も出世欲もなく、基本的にあらゆるものに関心が薄い。その淡白さと冷徹さ、そして愛情がごく一部に極振り。他人に理解されにくい性格。その冷酷さから魔王とすら言われる。

 アルベルの父だけのことはあり、絶世の美形。二十代後半くらいにしか見えない。

 アルベルの誘拐のショックにより最愛の妻が儚くなり、愛娘は令嬢として致命的な傷を負ったこともあり王家とやや軋轢がある。

 ちなみにクリスティーナの実家は四大公爵家の一つフォルトゥナ公爵家。

 もともと王族の婚約者がいたのを決闘で奪い取った超恋愛結婚。だが、その強引さもあり、フォルトゥナ公爵家とは仲が悪い。

<以下ネタバレ>

 レナリアの仕組んだ魔物の襲撃により、アルベルティーナを庇い命を落とす。

 誰よりもアルベルティーナの幸せを願う。

 その後、首をマクシミリアン侯爵により質にされており、アルベルティーナを脅す材料とされた。

 色々と計算外のこともあったが、死は自作自演であり、サンディスの老害や三代続けてのストーカーをシバくための作戦だった。

 多少の想定外があったものの、作戦通り見事に死の淵からよみがえった。

 アルベルのためならなんだってやる。こいつは本当にやる。


 クリスティーナ・フォン・ラティッチェ

 緩く波打つ黒髪とサンディスグリーンの瞳。アルベルティーナの美貌遺伝子出所でもある。

 フォルトゥナ公爵家より嫁いできたが、超恋愛結婚。

 体が余り丈夫でなく、アルベルの誘拐でショックを受けて夭折。

<以下ネタバレ>

 アルベルが誘拐時に第二子を身籠っていたが流産している。

 母親のシスティーナ譲りの美貌で、社交界で様々なところから求婚を受けていた。

 その一人がコーディー。グレイルに奪われた後もしつこく狙い続けて、ついにクリスティーナを死に追いやるほど追い詰めた。


 キシュタリア・フォン・ラティッチェ

 少し癖のあるアッシュブラウンの髪にアクアブルーの瞳。

 ラティッチェ分家の男爵家より引き取られた。生家では愛人の子のため冷遇されていた。

 膨大な魔力が目にとまり公爵家に引き取られ、ラティッチェの跡取りとなる。

 原作ではアルベルに虐め抜かれ、童貞奪われたり、母を自殺に追いやられたり散々だった。

 今の義姉アルベルは人見知りが激しい超絶美少女なので、害はない。むしろやべーのは義父。むしろぽやぽや純粋培養の義姉をフォローすることに。なんだかんだでアルベルに甘い。

 世間知らずな義姉の面倒を見ているうちに、絆されて溺愛するようになった。そして義姉の外見の攻撃力が高すぎるため、初恋を奪われたまま。並みの美女・美少女では心が動かない。

 アルベルが嫁がず、一生ラティッチェ家に残ることを望んでいるくらいこじらせている。

 ただアルベルティーナがあの魔王に育てられ、しかも半分血がつながっているのに何故こんなぽやぽや令嬢が生まれたか極めて謎。一生解けない謎。

 成長すると、甘い美貌の貴公子に。だが重度のシスコンを超えたなにかである。

 学園での成績は優秀で、社交界でも令嬢からの熱い視線が絶えないが婚約者はいない。作る気もない。

 そつがなさそうに見えて、恋愛には粘着気質で長期戦でもどんとこい。しかし、若さゆえに走り出すことも。

 世間知らずで初心なアルベルにちょっかいをかけすぎ、実母のラティーヌにシバかれる。

 突然なグレイルの死により、若いキシュタリアを排斥して分家が不穏な動きをしており色々と立場が複雑で忙しい。

 拗らせ切った初恋に、当主と王配候補は両立可能なのでとても乗り気。

 アルベルティーナにラティッチェ当主を望まれているし、長年グレイルに扱かれているだけあってそれだけの能力はある。

 ぶっちゃけアルベルティーナの領内での頭抜けた人気もあり、血筋の正統性もあって伴侶としてこれ以上に無い相手でもある。我が家の天使を王家に取られたこともあり、アルベルティーナの繊細で穏やかな性格を知る屋敷の使用人たちも協力的。

 ミカエリスは同年代の当主と次期当主であり、幼馴染兼好敵手。ジュリアスは従僕兼悪友、そして好敵手。幼馴染トリオは何気に一番過激。義姉を貶した奴はいつか絶対潰すマン。

 紆余曲折でラティッチェ公爵となった。



 ジュリアス・フォン・フォルトゥナ(ジュリアス・フラン)

 紫の瞳と黒髪の従僕。眼鏡が標準装備。

 なんでもそつなくこなすスーパー従僕だが、時折アルベルに慇懃無礼。

 アルベルにはそこを含めて気に入られている。現代知識をぽろぽろ出すアルベルに協力的。興味津々だが、その内面は出さない。

 成長すると知的な美形となるが、基本内心を見せないので少し胡散臭い。

 アルベルティーナの護衛も兼ねているので、かなりの実力者。紅茶を淹れるのが得意で、アルベルが絶品と太鼓判を押すほど。

 原作ではアルベルに汚れ仕事を押し付けられまくっている。

 今のアルベルには新事業を立ち上げさせて生き生きしている社畜。

 誘拐前のアルベルは嫌いだが、今のアルベルは愛すべきポンコツで絆されてしまったので頭を抱えている。

 目的のためなら手段を選ばないところがあり、そのためなら悪魔とも取引する。ロミオトラップも平気でする。

 下級貴族で一応子爵位を得たが、敢えて領地は貰っていない。欲しいものがあるので、もっと陞爵したい。ちなみに家紋はとっても可憐なスノーエナガのオス。(別名ドクエナガ)

 アルベルの事業をまとめた手腕により、領地はないがラティッチェ公爵家に関わる商業地帯にある店舗に一定の権限を有する。

 能力は申し分ないが血統や家柄がネックなため王配候補になるためフォルトゥナ公爵家に養子に入ることとなった。

 公爵子息となったことにより、堂々とアルベルティーナの世話をしつつ事業に携わったりしている。

 討伐・遠征や貴族当主や次期当主として、色々と周囲に振り回される二人に変わり、アルベルティーナの側近として実績を重ねつつ王配の座を狙う。

 キシュタリアとミカエリスとは身分差があれど、共犯者であり友人であり好敵手と言った間柄。幼馴染トリオの参謀。様々な情報網をもち後ろ暗い情報にも精通している。




 ミカエリス・フォン・ドミトリアス

 赤目赤髪。とても鮮やかで華やか。騎士の鑑のような紳士。

 普段は冷静でやや無口なところがあるが、内面は情熱的である。

 ドミトリアス伯爵→辺境伯。幼いころに叔父夫婦に家を乗っ取られそうになった苦労人。

 原作では不器用さゆえ、妹ジブリールと溝ができたり、父が若く逝去し大変だった。

 実直ゆえの不器用さは健在だが、妹とは仲がいい。ラティッチェ公爵家との提携により、領地に大きなリゾート施設(保養所)がある。病で大変衰えていた父だが、保養所で生活していたらいつの間にかすっかり元気。自分よりは領地経営の上手な息子に家督を譲り、夫人と保養所で道楽しつつ働いている。

 剣術は超一流で、その美貌から薔薇の騎士や紅伯爵などと呼ばれている。

 アルベルたちとは幼馴染で、昔から初恋を引きずって未だに婚約者を作っていない。

 奥手すぎるその性格に、妹のジブリールがぎりぎりしている。

 だが、その実情熱的なので、好意ははっきり伝える。要は受け手の恋愛ポンコツさが酷い。

 グレイル死後、彼に変わり遠征等を行うことになり陞爵が決まった。

 グレグルミーの砦でレナリアの暗躍を知り、かなり苛立つものの、獣人達を保護する。

 身内にかなり情をかける性格で、幼い困窮した状態時期に支えてくれたラティッチェ親子にはかなり恩義を感じていることもあり、ある意味身内以上の扱い。

 アルベルティーナのことは恋慕という意味で深く愛しており、多少の無理難題であれば飲み込む――が、よく知りすぎているが故に怒りや恨みはない。むしろ、頼られたことが嬉しい。

 だが、そこに至った経緯を心配していた。その読みが『グレイルの死体を人質にされている」という最悪な形で当たった。ガチおこ案件。

 グレイルは恩人であり、剣術・魔法・経営学その他の師であり、想い人の父親という枠に収まらない複雑な関係。

 キシュタリアとジュリアスとはなんだかんだで仲がいいが、割と損な役回りを押し付けられることが多い。幼馴染トリオの良心。でも怒るときっと怖い。

 その華々しい経歴から、第一王配候補として有力視されている。

 




 ジブリール・フォン・ドミトリアス

 ドミトリアス伯爵令嬢。赤目赤髪の美少女。すれんだーぼでぃ……

 アルベルをお姉様と慕う、元気な美少女。喧嘩に拳も辞さないタイプ。

 原作では、華やかな兄にコンプレックスを持っていたが、こちらのジブリールは兄すらたじたじになる行動派。若き社交界の華。お姉様の敵は死ねばいい。お兄様の敵はしばく。

 実は剣術も嗜んでおりかなりの腕前。下手な男より男前な性格。アルベルの前では猫を被っているつもりだが、しょっちゅう猫から本性がはみ出ている。アルベルは可愛い妹分に激甘なので大らかに受け止めている。

 実の兄のミカエリスの苦言すら適当に受け流すが、アルベルに注意されるとかなり素直に聞く。

 彼女が本気で恐れ敬うのはグレイルくらい。両親より兄より国王より怖い。

 それとは別枠待遇でアルベルティーナはてっぺんにいる。

 お姉様大好き。お姉様は憧れ。お姉様は正義。

 そしてそれを落とせないヘタレどもに頻繁に苛々している。アルベルがいなければ、もげろとか普通に罵声を吐く。強い。

 その拳は男性陣こと幼馴染トリオを震えさせる程度に強烈。

 もし彼女が男ならば、この物語のヒーローは間違いなくジブリールだった。

 現在、婚約者探し中。大切なお姉様に害をなさない、それなりの強さを持った男性希望だが……。

 


 ラティーヌ・フォン・ラティッチェ

 茶髪にアクアブルーの瞳のすらりとした美女。アルベルの義母であり、グレイルの再婚相手。

 キシュタリアのついでに引き取られたキシュタリアの実母。

 その美貌からもとはとある貧乏貴族の愛人に無理やりされていた。

 今は社交界の華と呼ばれるほど、流行を先取りする公爵夫人。夫とは白い婚姻。ビジネスパートナーとしては最優良。

 最近では息子より娘が可愛い。義理でも可愛いもんは可愛い。アルベル過激派。

 実はかなりの健脚で、その蹴りはヒールをへし折るほど。主にキシュタリアへの説教で披露されるが、その恐ろしさは従僕や執事が逃げ出し、夫の魔王公爵が見て見ぬふりをして去るレベル。

 グレイルが死んで以降ラティッチェ公爵邸を守っている。

<ネタバレ>

 グレイルが死んだふりをしたことに対してガチギレした。

 有能なくせに面倒な夫より、義娘が可愛い女傑である。

 



 アンナ・ホワイト

 茶髪と茶色い瞳のアルベルティーナの侍女。

 メイドの鑑のような女性で、アルベルの影のようについている。

 アルベルティーナの着替えや入浴まで手伝えるのは彼女のみ。

 オリジナルブレンドのハーブティは舌の肥えたアルベルすら唸らせる。

 アルベルティーナからの信頼も厚く自他ともに認める腹心といえる存在。

 『お嬢様が穏やかで健やかに幸せな日々を送れること』モットーとしており、アルベルティーナからの信頼も厚い。アルベルティーナを守るためなら命も惜しくないほど忠誠を誓っている。

 アルベル過激派。

 チャッピーやハニーの躾に余念がなく、泣き虫チャッピーは兎も角、ちょっと人を選ぶハニーにすら一目置かれている。

 元同僚のジュリアスに時折殺意を漲らせる。それは彼が公爵子息になろうと変わらない。

 ヴァユの離宮勤めになったが、相変わらずアルベルティーナの専属侍女として邁進中。



 セバス・ティアン

 灰銀髪を撫でつけたおじいちゃん。

 公爵付きの執事。苦労人。壮年であるがジュリアスと同じく戦える使用人。

 公爵がああなため、愛らしく健やかに育ったお嬢様が癒し。

 実は超絶美声で声フェチの間では有名。アルベルが本の朗読をせがむレベルにイケボ。

 マクシミリアン家の不審な動きを調査するため、ラティッチェの霊廟へ向かったところ消息を絶つ。馬車の滑落したのが発見され、その状況から生存が絶望的かと思われたが不死鳥のごとく復活。

 実は裏で暗躍していた。人使いの荒い主人がいると大変な代表。



 レイヴン

 黒目黒髪の、浅黒い肌。異国風の少年。

 アルベルの従僕だが感情の機微に疎い。戦闘能力は抜群。

 その小柄な体躯もあり、アルベルに可愛がられている。たまに大人げない先輩にしばかれる。

 自分を弟のように可愛がるお嬢様に不思議な気持ちになりつつ、嫌な感じではない。

 ルーカスの強襲時にアルベルのために花を貰いに行っていたため不在だった。その咎として現在『再教育』された。そして公爵家の『影』として復帰した。

 再教育中、かなり身長が伸びてすっかり青年の姿に。

 今は影ながらアルベルを護衛している。たまにアンナにパシリにされている。

 本来なら、すぐに処罰されてけされるはずだったがアルベルの懇願により機会が与えられた。

 現在、ひっそりとアルベルを陰ながら護衛している最終防衛ラインともいえる存在。

 急激に身長が伸びたため、少し前と差異が激しい。でも中身はあまり変わっていない。

 今度こそアルベルお嬢様を守ると改めて誓っている。

 アルベルに下心なく純粋に慕っている。アルベル過激派。ガチ勢であることは云うまでもない。

 実は月狼族であるが、その目が金色にならなかった「半端者」の『新月』であると捨てられ、奴隷商に渡ったところをグレイルが拾った。

 肉親の情を知らないためそういったものに飢えている。

 アルベルティーナからの無償の愛情を本能的に感じており、姉や母親を慕うような感情を持っている。目ざとい一部の人間はレイヴンを危険視&男扱いしていない。

 グレイル、アンナ、セバス、ラティーヌ辺りがアルベルティーナとレイヴンのセットに対して異性判定ザルいのはそこが原因。

 原作では凄腕暗殺者『クロウリー』として死の商人に属していた。

 ゲームでは髪は白く瞳は金色だったため、レナリアの情報網にはかからなかった。

 この姿はアルベルに必要とされず、誰にも拾われず、戦いに明け暮れたIFの姿。

 現実ではアルベルには護衛兼可愛い子猫(ただし巨猫)扱いされている。



 チャッピー

 ヴァユの離宮に現れた妖精か精霊か分からない幼体。アルベルに懐き良く周囲をうろうろしている。

 深緑の瞳をした緑の怪獣もどき。ボディラインはふくよかめ。お腹に謎のチャックがある。

 耐久性抜群だが、ドジっ子で泣き虫。別名アルベル2号ともいえるべきどんくささ。行動が基本幼児と一緒。

 とてもアルベルに可愛がられており、そのせいで心の狭い男の嫉妬がぶち当たりぴぃぴぃ泣いている。そしてアルベルの胸で甘え、慰められてそれがさらに嫉妬を煽る無限のスパイラル。

 よく悪戯をしてはアンナにシバかれる。噛み癖がありガンダルフやクリフトフのプレゼントを頻繁にクラッシュしている。

 最近スライディング土下座やジャンピング土下座を覚えた。


 ハニー

 チャッピーと同じような容姿だが、こちらの方がきりっとした顔立ち(アルベル談)

 ややいじめっ子気質で、しょっちゅうチャッピーを虐めている。

 アルベルには懐いておりよくチャッピーと御膝の取り合いをしている。

 名前の由来は蜂蜜キャンディが大好きだから。舐めるよりかみ砕く派。基本チャッピーと同じく甘党。

 アルベル以外がなめた態度を取ってくると、やり返しにかかる獰猛な一面も。アルベルの前では比較的おとなしい。

 体重は可変式。ジュリアスとは相性が悪いようだ。


 


 レナリア・ダチェス

 乙女ゲーム『君に恋して』のヒロイン。濃茶の髪に青い瞳。可愛らしい小動物系の顔立ちをしており、小柄で華奢。可憐で素朴な少女。

 本来であればひたむきで努力家であり、好感度・パラ上げによりルートが変わる。進め方次第では、王妃や公爵夫人、宰相夫人、伯爵夫人、王宮魔術師の妻とその他にも色々なパターンがあった。

 だが、転生者でありその中身の性格はかなり違う。アルベルティーナに警戒し、敵意を持っている。もはや逆恨みのように憎悪を燃やしている。

 クロウリーという暗殺者を探し、相変わらず命を狙っている。

 学園にいた時は前世の知識を利用してハーレムルートを目指したが失敗。アルベルを攻撃したことにより、グレイルの逆鱗に触れて投獄された。その際にグレイルを見て一目ぼれしたが、グレイルには歯牙にも掛けられていない。

 財力と権力がある美形の男が大好きで「自分はヒロインだから!」と、なまじ数人攻略できたものだから過信している。

 好感度アップアイテム『お菓子』に『愛の妙薬』を入れて、好感度稼ぎをずるしたが実はそのお菓子は麻薬である。

 その『お菓子』を使い、自分が再び成り上がるために様々な人間を引き入れた。

 愛の妙薬の出どころである戦争屋、死の商人と呼ばれる商会とつながりがある。

 現在は重罪人として追われる一方、享楽と暴虐に耽り色々と暗躍している。

 コンラッドから譲り受けた『聖杯』という謎の願望器を持ち、色々ときな臭いことをしている。

 まだ『ヒロイン』を自称して、逆転を狙っているようだがまた失敗。

 本来の姿を捨てて、かりそめの美女になったが増えたのは罪状だけの模様。

 この度、また投獄された。基本的に運も頭も性格も悪い。



 ルーカス・オル・サンディス

 正妃メザーリンの子でありサンディス王国第一王子。金髪に淡い碧眼。辛うじて緑色だが、淡過ぎて王家の瞳ではない。手に王印を持っている。

 レナリアに入れあげて唆されるがまま、アルベルを糾弾したらグレイルに返り討ちにされ失脚した。

 正気を取り戻し、徐々に本来の王族としての自覚を取り戻した。だが、レナリアに入れあげていた時の横暴な言動により王位継承権はほぼなしで、周囲から見放された。

 このままだと蟄居か貴賓牢に幽閉予定。

 勉強をし直しており、本来な聡明な姿に戻りつつある。ぎこちなかった婚約者のビビアンとの仲も急激に接近している。

 だが、自分のしでかしたことの重大さを理解しており、自分の傍に居ることはアルマンダイン公爵令嬢のビビアンに百害あって一利なしなので離れるようにいっている。

 レナリアに盛られた薬の効果が抜け始めるとともに猛省して、本来の真面目で思慮深い人格が戻ってきたため、自分の母親や妹がなにかしでかさないか危惧している。

 最近の悩みは、ゼファールにビビアンとの恋愛のあれそれをほじくり返されては、微笑ましく興味津々につつき回されること。

 諦めかけている恋を、強制的に何度も思い知らされている。

 王位継承争いから遠ざかり、母メザーリンからは見放されたが、レオルドとの仲は深まった。

 ぶっちゃけ母親の猛プレッシャーで王太子を目指していた。アルベルティーナという正当な王家の瞳の持ち主が現れたのでこれを機に臣籍か一貴族として出直したい。

 多くを学ばせてもらった分は国に報いたいが、母親の妄執に頭が痛い人。


 レオルド・ミル・サンディス

 側妃オフィールの息子のサンディス王国の第二王子。黒髪に青みの強い緑の瞳。青が強いため、王家の瞳ではない。

 やや粗野で皮肉屋なところがあるが、実は兄想い。

 レナリアに攻略され彼もまたルーカスのしでかしに加担していたため、叱責を受けている。婚約者のフリングス公爵令嬢キャスリンに頭が上がらない。

 ルーカスよりはレナリアに入れあげていなかった――というか、ルーカスが異様に入れあげていたので、不審に思って近づいたところ愛の妙薬に被弾した。

 失脚したルーカスをこっそり見舞ったり、気にかけている。

 レナリアの異常性にいち早く気付いたため、実はルーカスを心配していた。

 現在王位継承権が繰り上がっているが、アルベルの存在により王太子にはなれなかった。

 本人は別に気にしていないが、彼の母である側妃オフィールは納得していない。



 グレアム・ダレン

 宰相子息。水色の髪に金色の瞳。モノクルを掛けた知的な美形。

 ルーカスの側近であったが、横恋慕していてレナリアと深い関係にあった。

 ルーカスのしでかした事件で謹慎を喰らっていたが、内緒でレナリアを脱獄させた後ともに姿をくらませた。ルーカスやレオルドから幾度となく説得を受けていたが、それよりも私情を優先させてしまい、結局最も罪が重くなったといっていい。

 レナリアにまだついており、レナリアから与えらえ続けていた『お菓子』の中毒になっている。だんだんとその重症度は加速する一方で、かつての聡明な面影すらない。

 利用価値がないとレナリアに捨てられ、極秘で実家で匿われている。

 『愛の妙薬』の中毒になっており、正気ではない。

 レナリアにとって男や金蔓としてもいまいちと捨てられる。レナリア曰く『返してあげた』。中毒状態でダレン邸で監禁されていた。

 聖女の振りをしたレナリアに治療されたが、何か企んでいる模様。



 カイン・ドルイット

 緑の髪に赤銅色の瞳をした幼さの残る少年の姿。呪いにより、年齢に対して体の成長が遅れている。ややレナリアに依存気味。

 レナリアを慕っており、脱獄後もグレアムとともにレナリアと行動を共にしている。

 魔法特待生ということもあり、その身にキシュタリアに匹敵する膨大な魔力を秘めている。

 呪いを受ける自分を厭わしく思っており、それを受け入れてくれた光のようなレナリアに崇拝と心酔に近い憧憬と淡い恋慕を抱いていた。

 だが、レナリアにしてみれば幼い彼は余り好みではなくハーレムエンドのためのキープ。

 レナリアにより魔物にされ、アルベル暗殺のために王宮に仕向けられ討伐された。

 感染する呪いをまき散らしたため、人として埋葬されるのではなく魔物として死体は収容された。

 現在は王宮魔術師たちが研究をしている『叡智の塔』で保管されている。



 フィンドール・トラン

 ラベンダー色の髪と瞳。学園の教師。

 レナリアに入れ込んだ取り巻きの一人――ではなく学園で好き勝手に振舞い、王族の威を借るレナリアの監視役を命じられていた。

 実は恋人が生きており遠距離で熱愛中。給料と待遇がいいので学園講師に就職したら、ヤベー事案でござるな女子生徒のハーレムに強制参加の可哀想な人。

 それでも仕事を辞めなかったのは、責任感と結婚資金のため。

 恋人に内緒でローズブランドのウェディングドレスと指輪を買うための資金を貯めている。

 原作ゲームでは恋人は亡くなっていたのだが、実はこんなところでバタフライエフェクト。

 浮気もせず、生徒からの贈り物もなるべく受け取らなかったので人生も命もファインセーブ。

 レナリアが去ったので、平和になった学園で引き続き教鞭をとっている。



 ゼファール・フォン・クロイツ

 クロイツ辺境伯。強力な魔物が多い土地をおさめている。領民は屋敷周辺の僅かな城下町だけだが、豊富な魔物の素材があり割と裕福。

 スタンピートが起きやすい土地を治めており、まめまめしく領地や国境沿いまでお掃除している。その勤勉さで近隣からの信頼は厚い。

 淡い金髪に少し紫がかったブルーの瞳。グレイルと面立ちが似ているが柔和な雰囲気の美丈夫。

 非常に温厚で滅多に怒らない。というか、怒りも長続きしない。

 お人好し過ぎてしょっちゅう面倒ごとを押し付けられている。

 グレイルが亡くなったことにより、否応なしに貴族や王家、元老会などの派閥争いのバランサーを担うことに。

 過去に武官としても文官としても優秀で、過去の色々な事件に携わっていた。

 情報通で優秀だがラティッチェ公爵家を継ぐつもりはなく、キシュタリアを応援している。

 老獪で爺と強欲な分家に集られる日々の癒しはルーカスとビビアンの初々しいコイバナを聞き出すこと。

 ヴァニアと並んで、アルベルの主治医である。

 表立って行動はしていないが、色々と甥と姪にアシストをしている。

 正確には伯爵だが、色々な爵位や領土を押し付けられそうになっている。

 実は女難であり、地雷女に何度もぶち当たり×3。


 ジョセフィーヌ

 ゼファールの部下の上級騎士。ピンクの髪色にパープルピンクのルージュなオネエ。強烈なインパクト。

 実はアルマンダイン公爵家の令息である。第二夫人の子であり、言動がちょっと特殊なので勘当されている。

 仕事はできるが、茶目っ気が多い。

 ゼファールをゼフちゃん、グレイルをグレちゃん、ウォルリーグをウォルちゃんと呼ぶ猛者。



 クリフトフ・フォン・フォルトゥナ

 黒髪に鈍色の瞳。カイゼル髭がトレードマーク。ちょっと顔が厳格で怖い。

 フォルトゥナ伯爵。次期フォルトゥナ公爵でありアルベルの伯父。

 極度のシスコンであり、クリスティーナ激似のアルベルにメロメロだが、姪本人からATフィールドがそびえてっている。

 最近ちょっとだけ緩和されて浮足立っている。

 いいように扱われているような感じだがダメージはほぼない。姪から扱き使われることはご褒美というレベルに拗れている。

 妻のパトリシアとは似た者同士であり、結構な愛妻家。

 共に姪のアルベルにめっぽう弱く義弟のジュリアスは内心複雑すぎるが受け入れている。

 息子は三人いたが、うち二人はメギル風邪により夭折しているためアルベルの医療事業にも協力的。



 ガンダルフ・フォン・フォルトゥナ

 巌のごとき顔立ち。隻眼の騎士公爵。王宮騎士団長。黒髪に鈍色の瞳。

 フォルトゥナ公爵当主。アルベルの母方の祖父。グレイルとの仲は滅茶苦茶悪い。

 王家の瞳を持っていたアルベルを強引に王宮に連れて行った。それが原因で、アルベルに滅茶苦茶怖がられているし嫌われている。

 孫娘に対して深い愛情を持っているが百パーセントどころか千パーセントレベルで空回っている。ハムちゃんの滑車より回っている。

 アルベルを実は溺愛しており、罪悪感がMAX過ぎて頼みごとがあれば割と無茶ぶりでも受け入れる。

 ジュリアスを義息子として受け入れたのも、その一つ。


 パトリシア・フォン・フォルトゥナ

 胡桃色の髪にブラックベリーのような瞳。小柄でぽっちゃりとしている。

 フォルトゥナ伯爵夫人。クリストフの妻。クリスティーナとは親友だったこともあり、アルベルティーナを可愛く思っている。

 ぽっちゃりと大らかで可愛らしい雰囲気だが、社交界での別名は『フォルトゥナの狂犬』

 ポメちゃんめいた愛らしいおばちゃまだと思うとケルベロスに噛み殺される。

 なんだかんだで夫婦仲は良い。


 システィーナ・フォン・フォルトゥナ

 金髪にサンディスグリーンの瞳。王女だったが、フォルトゥナ公爵家へ臣籍降下した。

 アルベルティーナの祖母に当たる。王姉であり、ラウゼスとも懇意だった。

 余り体が丈夫でなかった。その反面、かなりアクティブな性格でありガンダルフに滅茶苦茶アタックして結婚した。

 娘クリスティーナの夭折を聞き、そのショックで一気に儚くなった。

 王女時代からその美貌で名を馳せた。アルベルの美貌は彼女譲り。


 ベラ

 クリスティーナの乳母だった女性。王宮ではヴァユの離宮の元侍女頭。

 色々ありあんなにその座を譲った。

 ドーラの実母だが、こちらはクリスガチ勢でアルベルガチ勢。

 フォルトゥナ公爵家の事情にも精通しており、色々と知っている。

 消えた娘については薄々どうなったか察しているが、使用人として超えてはいけない領分を侵したと理解している。

 


 ヴァニア 

 白銀の髪に玉虫色の瞳の隠れ美形。インドア派なので色白でひょろりと長い。

 筆頭王宮魔術師で、根っからの魔法オタク。普段はへらへらしているが、やろうと思えばやれる。

 権力争いに興味ない変人なので、アルベルの主治医に。

 原作手はカインルートのヒールキャラ。かつてはカインをライバル視していたが、レナリアに利用されて死んだ彼に今は哀れみを持っている。

 ちなみに玉虫色の目は強い魔力が作用した突然変異。


 セシル・カルマン

 歴史や遺跡が大好きなアルベルの教師。灰褐色の髪に榛色の瞳。やや高齢よりの中年女性。

 アルベルから貰った本を読み漁っているうちに、とあることをに気づいてしまいヴァニアのところに身を寄せていた。

 優秀だがちょっと欲望に忠実な人。




 

 オーエン・フォン・マクシミリアン

 茶髪に青目の典型的な身分に溺れたお貴族様タイプ。

 アルベルティーナの一等大切なモノを盾に、ヴァンを婚約者にするようにと迫る。

 ラティッチェ公爵家の分家である侯爵家。歴史ある貴族ではあるものの、為政者としても上に立つ者としても人間としてもかなりレベルが低い。

 領地も持ち、鉱山も持っているがかなり経営は悪い様子。

 キシュタリアを排斥しアルベルティーナに息子を婿入りさせて乗っ取りを考えている。

 しかし、墓荒らしや脅迫が露見し、秘密裡に拷問に掛けられヴァンともども殺された。


 ヴァン・フォン・マクシミリアン

 茶髪に青目で大柄な暑苦しい青年。

 アルベルティーナに一目惚れをしてかなり一方的な思慕を抱いている。

 だが性格は乱暴で横暴なため感情の機微や女性の扱いは下手くそ。

 デリケートで男嫌いの気のあるアルベルティーナには嫌悪を抱かれており、その思いはかなり空回っている。そして、そのことにかなり苛立ちを感じている。

 王配候補となり、ラティッチェ公爵家当主になると信じて疑っていない。

 マクシミリアン侯爵家は逼迫しており、裕福なポーター子爵家のカルラと婚約している。

 だが、カルラもポーター家も見下しており、蔑ろにしている。

 オーエンと同罪と見なされ獄中で拷問死する。



 ライネル・フォン・マクシミリアン

 ヴァンの異母弟のため冷遇されており使用人に近い扱いをされている。実母はメイド。

 プライドの高いマクシミリア夫人は、浮気の事実を認めたくないがため戸籍上は夫婦の実子としている。

 気が弱く常識人。メイドのエミリアにひそかに思いを寄せる。


 ジェイル

 暗い赤髪と金にも銀にも見える瞳。二メートル近い巨躯で、非常に鍛えられている。

 レナリアが身を寄せている『死の商人』の幹部であり、騒動を起こすレナリアのお目付け役。

 凶手としての腕は超一流。その身には、戦闘民族と月狼族の血が流れている。

 だが、元は孤児なので不明。純血ではないと思われる。

 死の商人に属しているが、『旦那』と呼ばれる人物に心酔するが故である。

<以下ネタバレ>

 その旦那こそ、グレイルであり長年にわたり『死の商人』に潜入調査していた。

 身体能力を生かし暗殺者を生業にしているが、貴族のようにも振る舞える。器用な人材。


 コンラッド・ダナティア

 ダナティア伯爵。垂れ目と泣き黒子がセクシー。白銀の髪に淡い黄金色の瞳の二十代半ばの美丈夫。

 父親は王弟であり大公だったが、不祥事が多く伯爵まで下がった。

 レナリアとつながりのある高位貴族で、ジェイル曰く『胡散臭い』。

 仮面舞踏会や闇オークションなどによく顔を出すあたり裏の住人。

 レナリアに『聖杯』を渡し、聖女になるのだと告げるが切り捨てる気満々。

 アルベルティーナ、特にその容姿に異常に執着しており、元老会と結託して何やら画策していた。

<以下ネタバレ>

 コンラッド=コーディーでありクリスを間接的に殺した犯人。

 聖杯と呼ばれる魔道具で若く見せていた。

 この度、アルベルの存在とグレイルの死を聞いてのこのこ表舞台に出てきたが、無事(?)グレイルに嵌められて三度目の娶りを失敗をした。


 コーディー・ダナティア

 コンラッドの父親。姿は瓜二つらしい。

 王弟で王家の瞳の持ち主だった為、大公となった。しかし、王族らしからぬ言動が多く爵位を大幅に下げられ最終的には伯爵まで落ちた。

 かつて姉のシスティーナに懸想し言い寄っていたが玉砕。その後、彼女によく似たクリスティーナが生まれて強引に婚約まで持ち込んだものの、グレイルが現れ木っ端にされた。

 その際に、かなり後ろ暗い手を使ったり卑怯な事をし、グレイルにコテンパンにされて露見した。婚約は無くなり、爵位も伯爵となった。





 大まかな設定


 社交デビュー(お茶会)

 4~6歳が主にデビューする、日中のお茶会デビュー。大抵そこで〇〇家のご令息、ご令嬢がお披露目される。

 ほぼ同時にお見合いだの婚約者選定などがスタート。

 爵位や階級によって席、現れるタイミングに序列がある。


 夜会デビュー

 デビュタント(14~18歳が平均)

 だいたいの貴族はこの時期には婚約者が決まっている。


 基本社交デビューはデビューできる年齢からが多いが、親戚に不幸が出たりすると1年喪に服すので多少年齢がずれることが珍しくない。

 あと病気やけが、家の他の事情などでずれこむこともある。

 死者が身近であればあるほど、高貴であればあるほどきっちりと喪に服す傾向にある。

 なので喪が明けたとたん、デビュー→当主襲名挨拶→即結婚発表なんてこともある。

 金銭に余裕のない人はデビューを逆にずらせないので、逆に強行するしかなくなる。


 サンディス王国学園(通称学園)

 基本的に貴族、王族などが通う。

 初等部~中等部は浅く広く。一部専門的なのもある。

 高等部からは騎士コース、魔法コース、貴族(文官・武官)様々なコースがある。

 高等部からは好きな単位を選択可能。授業を選び、勉学・社交・技術を磨く。

 学園は優秀なあらば特待生で庶民も通えるが、後見人の貴族の推薦が必要。

 初等部(6~12歳)

 小学校と同じ。基本通い。

 中等部(12~15歳)

 中学校と同じ。通いと寮の二通りがある。

 高等部(15~18歳)

 高校と同じ。通いと寮の二通りがある。

 キシュタリア、ミカエリス、ジブリールは寮生。ジュリアスは使用人用の宿舎に住んでいた。

 キミコイの舞台は高等部。

 

 ※あくまで目安なので、飛び級とか留年もあります。


 

 


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