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加護の効果確認、やっぱりチートだった

ガルゴの台詞がかなり長い所があります。申し訳ない。

俺は刀を手にした後、また先ほどの河原に戻ってきていた。


(それじゃあまず、お主の変化について教えてやろう)


ガルゴが言う俺の変化、一体何があるのだろうか。


(まずはステータスが上がっとる、ステータスっていうのはお主が考えているもんであっとるぞ、これはどの加護を取得しても上がるから気にせんでええ、見るべきは他の効果じゃ)


ステータスが上がるのは標準装備なのか、まあ確かにそりゃそうだな。せっかく加護をもらえてもステータスが変わって無ければそれだけ修行の時間が増えるからな。


(二つ目は、毒物完全無効じゃ。お主にはどんな猛毒だろうと効かぬ体になったのじゃ。毒物耐性を得る加護やスキルは数多くあるが無効は少ないんじゃぞ?三つ目は成長率促進・極大、お主が分かりやすく言えば経験値が通常の5~10倍程度に増える。まあ相手が自分より強ければ強いほど貰える経験値も増えるからの、強くなりたければある程度自分より強い相手と戦う事じゃな。四つ目は魔法耐性・大、これは文字通りあらゆる属性の魔法ダメージが三分の一になる、同じ効果を持った加護やスキルもあるから、別段珍しくも無いのう)


・・・・俺は、少し呆然としていた。毒物完全無効?貰える経験値が5~10倍に増える?魔法ダメージ三分の一になる?これだけでもかなりチートだ。だって後は自分が強くなれば不意打ちされても負ける事はほぼほぼ無いんだから。


(まあ後はわしと同じ眼になった事くらいかの。お主、少し自分の姿を見てみい)


自分の姿を見るとは・・・ああ、だから河原に戻って来たのか。そして俺は川の水面に反射した自分の姿を見てみた。すると、俺の体から紫色のもやが出ている事が分かった。


「なんなんだ?これ」


(それはお主の魂からにじみ出る感情の色じゃ。わしは相手のステータスと感情を見ることが出来る。嘘を吐こうものならその場で対策出来るしの)


「・・・これって、誤魔化したり変化させたり出来ないのか?」


(出来なくもないが、完全に変えるのは無理じゃ。色が変になるからの)


・・・俺は、異世界に来てチートなんてもらってないと思ったが、そんなこと無かった。やばすぎるこの加護の効果は……!!


(後は参考程度にお主の加護取得前と取得後のステータスを見せてやろう)


ガルゴがそういうと、俺の目の前にステータス表が出てきた。多分俺とガルゴ以外見えないんだろうけど。


安藤玲真、18歳、男、成長率4


筋力567→1400


防御力300→1000


俊敏性450→2000


魔力300→1000


それを見てまた呆然とした。


(ふむふむ、意外と伸びてるの。悪くない)


「いや跳ね上がり過ぎだろ!!何だよこの数値!!馬鹿なのか!?これがこっちでは普通の数値なのか!?」


(この世界は命の価値が軽いからの、こんなもんじゃよ、まあこの数値ならそこら辺の国の騎士団員にはなれるかもしれんの。だが足りぬ、まだまだ足りぬぞ)


そう呟くガルゴさん、これで足りないのかよ……てかその辺の国の騎士団員って……。


(うし、ではまず一番最初にやることを決めたぞい)


どうやらガルゴの中で何をするのか決まったらしい。


(まずは先ほどお前が追いかけ回されていたブラックウルフの群れ、あれを倒すぞい、正面からな)


それを聞いて俺は目眩がした。さっきのやばい狼の群れを正面から倒すと言うのだ。でもさっきの数値をみたら出来そうな気がする。


(さてさて、どの程度きつくいけるか、楽しみじゃのう……)


ガルゴが言ったこの言葉、もう少し真面目に聞けば良かったと後悔することになるのは、もう少し先である。

それなりに強い加護にしました。成長率っていうのはいわゆるレベルです。分かり辛かったらレベルに変更します。

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