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スキル向上完了、森を脱出する

今回はまた玲真の成長率向上から始まります。

「やっっっっと終わったぁぁぁぁぁぁ!!」


(七カ月以上かかったのぉ~………………長かったのぉ………………)


あれから七カ月、俺はスキルを上げる為にずっと森にいたんだが………それが地獄のように辛かった。


「蜘蛛とかムカデみたいなのがうじゃうじゃと出てきたり寝てたら体中虫だらけになってるし服はボロボロになるし体は匂うしそのせいで倒しても倒しても魔物共は寄ってくるし何日も寝れねぇしこんな生活二度としねぇマジでしねぇ」


(お、おう、そうじゃな………)


本当はいろいろもっと言いたいことはあるが、まあいい、お陰で成長率とスキルはアップした。


安藤玲真、18歳、男、成長率87


体力69000


筋力17500


防御力9700


俊敏性28000


魔力8200


獄炎王の加護


ステータス向上・大


毒物完全無効(あらゆる毒物、猛毒の効果を無効化する)


成長率促進・極大(敵を倒した場合の成長率獲得量が5~10倍になる)


魔法耐性・大(あらゆる魔法攻拳によるダメージを三分の一にする)


獄炎王の真眼(相手の感情を魂の色として見ることが出来る、相手のステータスを見ることが出来る)


スキル、剣術A級 蹴術A級 解体術A級、気配遮断A級


装備品、ボロボロになった服、獄刀龍破、天刀哭破


成長率が上がり見える物が増え、新しいスキルも獲得し、全てのスキルをA級にすることが出来た。苦労した甲斐があったというものだ。


(まあ、七カ月かかって成長率87は少し悲しいがの)


「うるせえガルゴ、お前やっぱりやべえ奴だろ何だこの加護の強さは」


(表示されないだけで本当はもう少しあるがの)


驚愕の事実、てかなんだ獄炎王って、名前からしてやばい奴だろ。まさか魔王だったりしないよな……?


(魔王では無いわい、秘密じゃ秘密)


このけち臭さ王め、結構長い付き合いになるのにいまだに隠し事かこのジジイめ。


(本当お主は一回痛い眼見た方が良いんじゃないか?)


「それはそれとしてだな、とりあえず今後はどうするんだ?もうここでは成長率上がらないぞ?てか家が欲しいです、もしくは宿」


(安心せい、ここまで強くなれれば此処に用はない、人の町に行くぞい)


おお、ついに生きてる人間に会えるのか!!ありがたい、いい加減に収納箱ボックスの中の素材を売っぱらいたいし、服欲しいし。


(まあまず森を出るぞい、道は右に真っ直ぐ進めばいい、ただ迷ったら……)


ヒュン、ストトトトトトト


おおよそ人間が出す速度では無い速さで走っていく。周囲からみたら風きり音と人の形をした何かが超高速で動いているようにしか見えない。そして物の二分程度で玲真は森を脱出してしまった。


(・・・・・・・まあ、俊敏性が28000もあればすぐだわな、ただ人の話を聞けい!!)


「悪かったって、でもとっとと俺は布団かベッドで寝たいんだよ!!疲れたんだよ!!」


七カ月以上野宿していたのでもうかなりきつい、さっさと新しい服を手に入れてふかふかのベッドで寝たい。


(はあ、まあええじゃろう、出た場所も悪くないしの)


「そうなのか?」


(うむ、なんせ森を背に真っ直ぐ進めば人間の町に着くしの、普通に歩けば四日ほどかかるがの)


「ようし、全力で走るぞ~」


(・・・・・・・・・まあ、それでええかの、普通の人間にぶつかったりしたらそれで相手は死ぬからの、気をつけい)


「了解、それじゃあ………行くか」


ズドン、ヒュー………


こうして玲真は森を出て、異世界での旅を始めたのであった。ちなみに強く踏み込みすぎて地面はえぐれていて、それを見た人は何か得体の知れない化け物の足跡だと勘違いしたみたいだった。

ようやく森を脱出した玲真達、次に着くのは何処なのか、そしてボロボロになった服はどうするのか、それはまた次回。

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