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灰色の世界で

投稿が遅くなりました。明日は複数話更新する予定です。

今日の授業が終わり帰路につく

僕に友人はいない。

当然だ、この世界で無能であることは即ち死を意味する・・・・・と言うことはない。

一昔前の魔物や魔王が存在した時代が終わり、今は平和な時代である。無能であるからと言って死ぬことはない。まあ、就職先がないので社会的に死ぬことは確定しているけどね。


まあ、僕に友人が居ないのは、僕が先生たちに嫌われているからだ。平和なこの世界では、学校で良い成績を取り、良い就職先に就職することが幸せとされている。だから先生に恨まれてまで僕と仲良くしようとする人は居ないのだ。


先生が決めた努力の形で努力することが第一で、結果は二の次、三の次だ。先生たちが言うには「結果は運や才能にも左右されるものだから」らしい。


冗談じゃない。運や才能に負けて結果の出せない努力なんて、努力と言えるのだろうか?


運が悪かった・・なら何故、別の手を何個も用意することを怠った?

才能が違う・・・なら何故、自分が勝てることで勝負しない?

努力の形は、変幻自在で結果を出すために、その多様性が認められるべきだ。

先生たちは、才能や環境に左右されない評価手段というが努力の形が固定されたら、それこそ才能の差、環境の差は覆ることはないのだ。生まれながら得られる評価は決まってしまう。


この世界は灰色だ・・・・皆と同じを求めれ、決まりやルールに疑問を持つことは許されない。皆が息苦しそうになりながら必死に笑顔をつくりながら幸せだと周りに叫び、幸せだと周りに思われることでしか幸せを味わえない。



「ヨシツネ、一緒に帰ろ!!」


シズ、僕の幼なじみにして天使様。先生に疎まれようと、僕の傍にいつもいてくれる僕の唯一の理解者。この世界が真っ黒じゃなくて、灰色な理由は彼女がいるからだ。


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