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冬の幻想

作者: 幻華元帥

今年も変わらずこの季節は来る。

雪が降り積もるこの季節。冬。

各々思い当たることは多いだろう。

クリスマス、正月、バレンタイン...

どちらにせよ私にとって冬とは虚しく悲しき季節である。

悲しい、と聞いてなんとなく私がこれから言うことが分かる方もいるだろう。

人間とは、死は免れぬものである。

・・・人は、必ず死ぬ。

この「死」という現実に初めて直面したのは中三の冬であった。

12月、大好きだった祖父が亡くなった。

1月、仲良くしていた叔母が亡くなった。

同月、古い付き合いであった近くのじいさんが亡くなった。

これは2ヶ月間の間に起こった出来事である。

── 人とはこんなにもあっさり亡くなるのかとしばらく放心していた。

学校にもしばらくは行かなかった。行ける気分では無かった。

その中、「人はいつしか死ぬ。これは免れることはできない。ワシももう逝くがな。」

と言った祖母は7月に亡くなった。

正直受験など考えられなかった。親父は仕事をする事で辛い現実から逃げようとしていた。

──「死」とは、一体、何者なのだろうか...

お読みいただきありがとうございました。実体験を元に制作致しました。

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