青空少女
掲載日:2014/05/23
本日も晴天!
朝からへらりと顔の筋肉も緩む。
すっかり着慣れて真新しい匂いのしなくなった制服。
少しだけ伸びた髪の毛。
それらがいつも時間の流れを感じさせる。
それでも流れる時の中で変わらないのは空だ。
私は空が好きだ。
晴れ渡り澄み切った空。
空よりももっと向こうが透けて見えるくらいの水色。
心を洗い流してくれるような。
爽やかな風が心にも吹き抜けてゆく。
「今日もいい天気だーーーー!」
バカ丸出しとも言われる大声で空に向かって叫ぶ。
本当に気分がいいなぁ。
雲ひとつない快晴。
透き通った水色。
カンカンと眩しいくらいの太陽。
そっと制服の胸ポケットから携帯を取り出す。
大好きな空の色だ。
そしてカメラを起動させ空に向ける。
カシャッ…と機械的な音が私の耳に届いた。
その音を合図に手を下ろし画面を覗き込むと、見事なスカイブルーに白い飛行機雲。
中々上手く撮れたと一人満足。
毎日空を撮る。
雨だろうと、雪だろうと。
天気なんて関係ない。
毎日を生きてるんだって証だから。
変わる世界で変わらない空。
それでも空はいつだって違う表情をする。
私が今を生きているように、空だって今を生きている。
青い空の下で私達は生きている。
そんな証が込められているんだ。




