チーレム主人公をぶっ倒し隊
なんかチーレム主人公ムカつくなぁと思い書きました。未熟な作品ですがどうぞお楽しみください。
みなさんはチーレム主人公をご存知だろうか。チーレム主人公とはチート+ハーレム主人公のことで、大概が神様からチートな能力を与えられ、ハーレムを作るムカつくヤローどものことである。まさに世の男性全ての敵と言っていいだろう。
みなさんはこう思わないだろうか? やつらは卑怯だと。やつらは何の努力もせず、美少女や美女を侍らせ、簡単に強くなる。卑怯そのものだ。つーかムカつく、すっげームカつく‼
こんな理不尽があっていいのか。いや、そんなわけがない。やつらは倒されなければならない。そう、世の男性全てのために‼
そして、今日、俺たちはある組織を立ち上げる。その名は『チーレム主人公をぶっ倒し隊』。その名の通りの組織である。
構成員はフツメン、ブサメンの男子10名。どいつもチーレム主人公にムカついている。憎んでいると言ってもいい。
構成員はみんな好きな女の子をチーレム主人公に奪われている。しかし、それだけで彼らは組織を立ち上げたのではない。好きな子がチーレム主人公に惚れてもそれは構わないのである。いや、すっげームカつくが。
しかし、やつらチーレム主人公は俺たちが惚れたあの子だけを愛さず、ハーレムを作りやがる。それが許せねえ。あの子を幸せにせず、他の女を侍らせる。それだけは許せねえんだ。
やつらをぶっ倒す。そして、その腐った性根を叩き直してやる‼
しかし、やつらは強い。俺たち全員でかかっても勝てないだろう。そこで俺たちはある女神と契約することにしたんだ。
その女神はチーレム主人公をウザく思っていた。ウザくてウザくてウザすぎるらしい。そして俺たちに協力してくれたんだ。
女神と契約して得た力。それはチーレム主人公のチートを奪う力だ。チートを奪えば、やつらは普通の人間。俺たちでも勝てる。
今、俺たちの前にはチーレム主人公が歩いている。周りに美少女や美女を侍らせて。マジムカつく。
俺はみんなを見た。みんな、覚悟を決めた目で頷いた。俺も頷く。
そして俺はチーレム主人公に向かって走り出す‼
「死いぃぃねえぇぇええ‼ チーレム主人公おおおお‼ 」
「なっなんだ‼ てめえっ、て、う、うわあああっ‼ 」
俺はチーレム主人公に飛び蹴りをかました。続けて殴る。殴る。殴る。
「なっなんでチートが、つ、使えね、がああああっ‼」
「チートは使えねえよ。馬鹿野郎」
俺は高らかに言う。するとどうだ。チーレム主人公は顔を真っ青にしてブルブル震え始めた。ざまぁみろ。
俺はそのままチーレム主人公を殴り倒した。最後にはやつは白目を向いて気絶した。
とてもスッキリした。
後ろからはハーレムの美少女や美女がドン引きした顔で見つめているが気にしない。断じて気にしないっ‼
俺はただ一言
「こいつはやめとけ。最低な野郎だ」
とだけ言って立ち去った。視線の先では仲間たちが満足そうな顔で俺を見ていた。俺はあいつらに笑顔を向けた。
これからも俺たちはチーレム主人公をぶっ倒し続ける。奴らがいなくなるまで。
これから先の話を書く予定はありません。
あくまで暇潰しです。
お読みいただきありがとうございました。