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戀に肩をたたかれた。

作者:ちこ。
それはとても寒い冬のことであった。
予備校の冬季講習に出席していた彩世は、受講生達の中で、ただひとりだけ違うことを待っている人物であるという自覚があった。
毎朝更新されている、机の上の走り書きを眺めるのが、彼女の日課になった。
綺麗な文字を書く人との、短い交流は文通とも言えないほど短い。
ただ挨拶するだけ。
奇妙な交流であるけれども、その人は欲しい言葉を彼女に告げてくれる。

失いかけた恋のことを具体的に書くのではなく、古代ギリシアの哲学者のように、ただ、観念的な言葉を交わすだけ。
そんな彼女の拙い綴りに、相手は真摯に答えてくれていた。

その人は男性なのか、女性なのか、どこの受講生なのかわからない。
ただ文字を往来させるだけで、連絡先を交わすわけでもない。
冬季講習という短い期間の、決められた席に座ることによって生まれた奇縁に、彩世は・・・・


意外な相手の正体。
それから、タイトルの意味。
すべては、最後になってすべてがわかる。

前編
2013/08/03 10:48
後編
2013/08/03 10:50
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