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          5話

私の名前は星野由奈(ほしのゆな)

優斗を振って新しい良い彼氏を探そうとしても彼を超える優しくいい人は中々見つからない

それに優斗も元は遊園地で出来た友達の1人だったから冷めたという理由で一方的に振った事は他の友達にも既に広まっていてどんどん風当たりが強くなった


「もう一度やり直したい」

優斗が海難事故に遭い病室でそう言っても、彼は私との思い出どころか私自身の事もさっぱり忘れてしまっていたけど隣にいて色んな話を聞いてくれる人がいないのはやはり辛くその思いは強くなっていた


そんな思いがあっても最近は全然姿を見かけない

友達からは「振られたショックでこの場所自体トラウマになってるんじゃ…」とか「フラれた現場たまたま見ちゃったんだけど傘もささずに帰って凄く辛そうで声もかけれないくらい悲しそうな様子だったからもう来ないのかも」や「あんなに優しくて何事も全力で裏表ない人を傷つけるなんて…」など色んな噂が飛んで身勝手な理由で振ったとはいえ、私も辛かった

もちろん振られた時の優斗のショックな様子は悲惨で

もう無関係とはいえ思い出すだけで涙が出そうだった

今、彼はどこで何をしているのかと考えていた

そう、「彼とはもう無関係だというのに」

しかし最近、女性の友人二人組と優斗の最大の友人の

神崎龍星(かんざきりゅうせい)が噂話をしていた

「最近、優斗見ないよね〜」

「引っ越したのかな〜」

という話題で聞き流していたけど龍星から

「そういえば最近、ウォーキングでかなりの距離を歩いたんだけど、一等地の蒼井風グループの屋敷の庭で優斗にそっくりの男性が花に水やりして手入れしてるの見たよ?」

その噂を立ち聞きしてるだけで、ただ驚く事しかできなかった

(風当たりが強くなったのはちょうど海難事故が起きてから優斗がいなくなった時期と同じでタイミングが合う

確か蒼井風グループって病院も経営してる大企業…

復縁を迫った時に優斗がいた病室が豪華なのはもしかしてその会社が経営してる病院?でも一般人が個室に入れるの?)

優斗の居場所がある程度分かり復縁を今度こそ成功させようと思いつつも謎が膨らむ一方だった




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