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22話《一次予選→ルナ・フォレス》

22話です!

楽しんでいってください!

「やあやあ『創賢者』マサチカ君! いやーまたやってくれたねー! ぜひ、詳しく! KWSK!」


 一次予選が終わったあとにユグドラシルとイチャイチャしていると、アルメスが空気を読まずに押しかけてくる。

 観客の少ない場所に移動しながら、匡近はアルメスに説明を始めた。


「いや、アレンジしただけですよ。それくらいなら誰だってできるでしょう?」

「いや、君は何をアレンジしたと思っているのだ? 禁忌魔法『《死の花園(ガーデン)》』だぞ? 認知度がそこまで無いのと、かなり印象が違うから良かったものの、わかる人はわかるんだぞ。ちょっとした恐怖体験だよ。精霊神しか使えないという固有魔法をしかもアレンジして使うとか、さすが『創賢者』だな!」


 アルメスの責めているのか褒めているのかわからない詰め寄りに「褒めていただきありがとうございます」と簡単に返す匡近。

 更にアルメスは話を続ける。


「まぁマサチカ君の予選通過は確定だろうから、ちょっとわしの孫と話してみてほしくてね。いやーわしの孫と言ったら、魔法の才能が凄まじくて! 最近は魔道具の開発に勤しんでいるのだが、どうせならと魔法大会に誘ったら快く引き受けてくれてね! いやーいい孫に恵まれたなぁ! ルナ! おいで!」


 少し長い孫自慢のあと、アルメスは先程の女性を呼ぶ。

 離れたところで予選を見ていた彼女は、アルメスの声に返事をして歩いてきた。


「こんにちは! 『創賢者』エンドー・マサチカさん! すごかったですね、あの魔法! いやーおじいちゃんから魔法はほとんど教えてもらったはずなのに、あの魔法は見たことありませんでしたよ! 『《アイテムボックス》』も素晴らしい魔法でした! ひいては、私が所長を務める、王属魔法科学科で働いてみる気はありませんか!?」


 やはりと言っては何だが、かなり押しの強い人だったルナ・フォレス。

 アルメスに似て、一度話したら止まらないタイプの彼女は、匡近を自身が所属する研究所へ勧誘したが、匡近ではなくユグドラシルに止められた。


「妾の夫で冒険者のマサチカを国に縛ろうと? いい度胸じゃなぁ小童が」

「なんっという魔力量! 貴方、今度魔力貸してくれません? 私、扱いは上手くても魔力量が少なくて、大きな魔道具とかは作れないのが悔しいんですよねー。だからといって作れるだけの魔力を持ってる人は少ないし、大人数でやると魔力の純度が気になるんですよー。あ、てかマサチカさんって結婚してたんですね! 意外!」


 ユグドラシルの威圧にも臆せず、またまくし立ててくるルナ。

 その姿にユグドラシルも圧倒され、匡近の後ろへ戻る。

 「あやつはとんでもないのじゃ。妾にビビらんとか、魔王軍四天王より肝が座ってるのじゃ」とささやくユグドラシルに匡近は苦笑を浮かべながらもルナと話し始める。


「ありがとうございます。それにしても確かに魔法の練度でいえば目を見張るものがありましたね。相手の攻撃を対処しながら詠唱を続けるのは自分も多分難しいですし」

「『創賢者』に認められた! ありがとうございます! 魔力量が人よりちょっと多かっただけなので技術を磨いてきたんですが褒められるとやっぱり嬉しいですね! でも、多分? とは?」

「あぁ、自慢ってわけじゃないですけど、大抵は相手の攻撃が来る前には魔法が完成してて、撃つタイミングを見てるばっかりとか、基本のスタイルが無詠唱なので攻撃を避けながらってのはやったことなくて。避けるのも魔法でですし」

「さすがですね! ちょっと一回全力で魔力放出してみてくださいよ! 『創賢者』の魔力量、見てみたいです!」


 ルナの一方的ながら話が弾む中、ルナに提案されたことを素直にしようとすると、ユグドラシルが何かを察し、結界を張った。


「魔力遮断の結界を張ったのじゃ。マサチカが本気で魔力なんて放出しようものなら死者が出るからの。本気で」

「!? 私、大丈夫ですかね?」

「大丈夫じゃろ。妾もマサチカも蘇生魔法くらい使えるし」


 「それって大丈夫じゃ無いですよねぇ!?」と騒ぐルナを無視し、やれとアイコンタクトを送るユグドラシル。


「じゃあ気をつけてくださいねー」


 匡近が「そいっ」と気の抜けた声を出した瞬間、結界の中が崩壊した。


 超高密度の魔力が重力場を生み出し、観客席の一部が匡近を中心に割れる。

 結界の中を魔力の嵐が吹き荒び、魔法抵抗をも貫通してダメージが入る。

 自分の体に雑巾を絞るような感覚になり、激痛に襲われた時、ルナは意識を手放した。


「これでいいかな? って、気絶しちゃってる」

「死ななかっただけマシじゃろ。妾も危なかったが」


 まずはと観客席をもとあった形に直す。

 白目をむいて気絶するルナを回復させ、起こした。


「これが『創賢者』の魔力! いやー良い経験をさせていただきました! やっぱり私の研究所へ来ません?」

「いえ、お断りさせていただきます。この世界を見てみたくて」

「ならたまにでいいので手伝いに来てくださいよ! 報酬もありますし、ギルド経由で指名依頼出してもいいですよ?」


 起き上がってすぐ、興奮した様子で話すルナ。

 「それくらいならぜひ」と快く返す匡近にルナはガッツポーズを取ったあと、「そうと決まればマサチカさんがいないと作れないような魔道具を考えないといけないので! では!」と言って颯爽と走っていった。


「すごい人だったね。色々」

「うん」


 飛鳥がポツリと呟く。

 ルナと話している間予選を見ていたアルメスがまた近づいてくる。


「一次予選が全員分終わったらしいぞい。そろそろ通過者の発表だろうな」

「通過してるといいですねー」


 匡近の言葉に「落ちてたら大変なことだろう」と苦笑いを隠せないアルメス。

 

「選手の皆様! 一次予選通過者が確定いたしました! 通過者を読み上げます! 3番 ミラ・ストス! 5番・・・19番 ルナ・フォレス! 23番・・・91番 エンドー・マサチカ! 97番・・・」


 司会の読み上げの中に自分の名前が入っていることにひとまず安心する。


「以上です! 二次予選は2時の鐘より開始しますので! それまでは自由といたします! ですが、会場への立ち入りは禁止しておりますのでご了承ください!」

大魔法大会編、2話目です。今回は新キャラの登場でしたね。そろそろ混乱してきたのと、スポットライトの当て方がわからなくなってきました。難しい。

次回は二次予選です。お楽しみに!


読んでいただき、ありがとうございました!

次話もできるだけ早く上げれるように頑張ります!


ブックマーク、及び下の☆☆☆☆☆評価もお願いします!


面白い。

次が楽しみ。


などなど評価いただけますと、作者のモチベーションが爆上がりしますので、ぜひ! お願いいたします!


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