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12話《前代未聞→御礼の品》

12話です!

楽しんでいってください!

「緊急依頼です!! 西の国アルヴァントに魔物の侵攻が確認されました! Bランク以上の冒険者は、大至急、受注お願いします!!」


 神殺しの達成と飛鳥との再会を遂げ、一息つこうと休む暇もなく、駆り出される。

 嫌そうな顔をするユグドラシルとは裏腹に、ワクワクを隠しきれない様子の匡近とレラは、すぐにでも出発しようとした。


「おい、依頼から帰ってきたばかりじゃぞ。一日くらい休んではどうなのじゃ」

「ユグドラシル、国の危機だ」


 「そんなキラッキラした目で言われてものう・・・」と愚痴を吐きながらも、飛鳥の手を引いてギルドを出ていこうとするユグドラシルもどうかとは思うが。

 ともかく行こうと馬車を手配しようとしたレラを、匡近が止めた。


「馬車で一週間くらい掛かっちゃうんでしょ? なら飛んでったほうが早いんじゃない?」

「飛ぶってお前、そんな非現実的な」


 朗らかに言う匡近を落ち着かせようとする匡近。

 ふと肩に手を置かれた感覚がして振り返ると、何かを悟ったような顔のユグドラシルがいた。


「え、ちょっと待って、早くない? 早くないか? 匡近!? ・・・あっ」


 飛行機ほどの速度で空を飛ぶ匡近。

 高校生らしい想像力の働いた風よけのバリアの中で、レラは気を失った。


 ギルドを出立して2時間ほど。首が痛くなりそうなほど高い城壁が見えると、その周りを囲むように魔物の群れがいるとこに気がついた。

 そこらの平原でもよく見かけるようなスライムやゴブリンから、少し珍しいオークやバジリスク。しまいには遠くから戦いを見守るように浮かぶドラゴンがいた。


「純龍が統率しておるのか。ま、純龍程度、匡近を止めるには至らんな」

「え、倒しちゃっても大丈夫? 横殴りとかにならない?」

「なんじゃ横殴りって。良いじゃろ。助けを求めているのは向こうじゃ」


 「なら良いか」と、飛ぶ速度を弱めて別の魔法の詠唱に移る匡近。

 ちなみにこの間、レラと飛鳥は気絶している。


「『白、銀、(しろ)。無の白、極致の銀、破壊し尽くし、唯残る皙。ありふれ、知られぬ白。世界を閉ざす白の迫撃よ。目に見えぬモノこそ今ここに顕現せよ《辞世の句を詠む世の理(ピリオド)》』」


 ぽやぁ。と、匡近の前に白い光が浮かんだ。

 「ネネ、城壁の外の魔物だけを倒すことってできる?」と光に向かって話すと、その光は肯定を表すかのように光が強まっていく。

 城壁を中心に光が辺りを埋め尽くした。

 あまりの眩しさからか、城壁方面から悶絶の声が聞こえるが、目を瞑っている匡近とユグドラシルは何食わぬ顔だ。

 しばらくして光が収まると、これまで壁を殴っていたゴブリンや後ろで大将気取りのドラゴンまで、国を襲っていた魔物すべてが魂を抜かれたかのように傷一つなく死んでいた。

 

「お、なんか入ってきた感じする。経験値?」

「多分そうじゃな。とりあえず降りるか。押し寄せてきたぞ」


 ユグドラシルの提案で高度を下げていく匡近。

 高層ビルほどの高さからゆっくりと降りていくと、城壁に付いた門から大量の影が駆け寄ってくる。

 次第にはっきりとしてきた影は、老若男女の獣人たちであった。

 初めて獣人を見た匡近は興奮を隠しきれない様子でユグドラシルを見る。

 後ろで倒れているレラと飛鳥をちらりと見ると、何もなかったかのように獣人等の方へ一歩踏み出した。

 一番前を走る筋骨隆々なライオンらしき獣人が目の前で止まると、膝をついて礼を言った。


「この度は誠にありがとうございました! 冒険者よ! この私、アルヴァント王国国王、ジェトルの名において、救世主として勲章と報酬を渡したく思います。ぜひ王城に来てくれはしないでしょうか」


 何か聞かれるだろうと構えていた匡近の考えとは打って変わって、ただただ感謝の言葉を並べられた。

 国王からの直接の礼に混乱して呆ける匡近の態度を肯定と取ったのか、「ささ、こちらへ!」と匡近を促す。


「いやぁ、まさかこんなにも早く解決するとは! もう一週間は籠城を覚悟しておりましたが、助かりました!」

「いえ、なんか手柄を全部横取りしたみたいで申し訳ないです」


 「そんなことはないですぞ!」と匡近の謙遜を否定するジェトル。


「ここまで王城の被害もなく一撃で討伐してくださるとは、Sランク冒険者かと思われますが」

「や、Bですね。これならわかりやすいかな」


 そう言って金色のギルドカードを見せると、絶句した様子で顔を引きつらせるジェトル。

 「Bランクで純龍を・・・」とつぶやくジェトル。

 いつの間にか起きていたレラがその肩に手を置くと、何も言わずに頷いた。


「ま、まぁ、助けていただいた恩は変わらぬもの! Fランクの剣聖ですな! 国を上げて祝しましょうぞ!」


 汗を滝のように流しながら笑顔を顔に貼り付けて言うジェトル。

 そんな事も知らずに匡近はウキウキとした様子でジェトルの後ろを歩いていた。

読んでいただきありがとうございました!


あまりにも戦闘シーンが短すぎて僕も戸惑っております。11行は流石に・・・

匡近くんにはもうちょっとゆっくり戦ってほしいですね。


「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

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ぜひよろしくお願いします!

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