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11話《感動→もう一人》

11話です!

大変お待たせいたしました!

楽しんでいってください!

「親方! 空から女の子が!」

「5秒で受け止めるのじゃ! え? なんか口が勝手に・・・。てか親方って誰なのじゃ」


 匡近のボケに何か不思議な力で反応してしまうユグドラシル。

 とはいえ指示が入った匡近は、風魔法を応用し、落ちてくる少女を受け止めた。

 そして声をかけようとすると、匡近とその少女の動きが止まる。


「あ、飛鳥・・・?」

「え? 匡、近・・・? 匡近ぁ〜!」

「なぁっ!」


 知り合いのような口ぶりでお互いの名前を確認すると、少女は匡近に抱きついて泣きじゃくった。

 そんなことを知りもしないユグドラシルは、その間に割って入る。


「離れるのじゃ! マサチカは妾のじゃぞ!」

「「え?」」

「・・・なんでも無いのじゃ。とにかく離れるのじゃ!」


 一悶着あったあと、ようやく落ち着いた飛鳥と名乗る少女は、状況の説明を始めた。


「・・・で、歩いてたら真っ白になって、気がついたらここにいたんだよね」


 ひとまず依頼の報告にと、帰りの馬車に揺られる匡近一行。

 その馬車の中で飛鳥は、ここに来たときの状況と匡近との関係などを全て話した。


「ほう・・・。マサチカに聞きたいことは山ほどあるのじゃが・・・ ま、もう王都に着くしの。とりあえずランガに説明して冒険者登録でもしておくのじゃ」

「そうだな。まさか異邦人の転移の瞬間を見ることとは思いもしなかったが」


 なぜかこちらを睨みつけてくるユグドラシルが、冒険者登録を勧めたところで御者から到着の声がかかった。


「たのもーう! ギルマスー! 帰ったぞー!」

「さすがSランク冒険者様。随分と早えご帰還ですこと、っと? その嬢ちゃんは誰だ? 見ねえ顔だな」

「拾った。アスカというらしい」


 レラの簡潔な紹介に飛鳥が頭を下げる。

 拾ったという言葉に混乱を隠しきれないランガに、匡近は「俺の幼馴染みなんです」と説明を加える。

 するとランガは、何かを察したような表情をし、ギルドの受付カウンターへ手招いた。


「どうせ冒険者登録だろ? 今紙を出すから待ってろ」


 つい先日、匡近が書いたものと同じ紙を飛鳥の前へ差し出す。

 説明をしつつ全て記入すると、ステータスの紙を渡される。

 同じように説明を受け、飛鳥が紙に手を添えると、文字が浮かび上がってくる。


Lv,1 富来ほうらい 飛鳥あすか (16)

ジョブ 鍛冶師

HP 100/100 MP 100/100

          ランク

STR:60   |D

VIT:100  |D

AGI:50   |D

INT:0    |D

MND:0    |D

LUK:999  |SSS

DEX:計測不能 |✕


スキル

[鍛冶|祖]


「祖!? やっぱ気持ち悪ぃな・・・。マサチカの知り合いってだけあるぜ」

「どゆことっすか。ひどいっすよ」


 とっさに出てしまったような言葉に、匡近が文句を言う。

 「そんなことより」とランガが立ち上がり、例の試験場へ行くように伝える。

 カケルが落とした雷でできたクレーターが未だに残る試験場で、ランガは飛鳥に「自由に攻撃しろ」と指示した。


「攻撃しろって言われても・・・。ね、匡近、どうすれば良い?」

「俺!? んー・・・ あ! さっき鍛冶のスキル持ってるって書いてたよな。だからさ、・・・」


 戦いが楽しみで仕方がないと言いたげな脳筋(ランガ)に、どう仕掛けるべきかと作戦を練る飛鳥と匡近。

 しばらく話が続き、飛鳥が大きく頷くと、不安半分自信半分の表情でランガへと向き直った。


「さあ来い! これは試験だ! タイミングは任せよう!」

「い、行きます! 『創造《韋駄天靴(いだてんのあし)》』、『創造《鋼鉄》』!」


 飛鳥の足に緑色のスニーカーが出現すると、瞬く間にランガの懐へと入り込む。

 飛鳥の手のひらに鉄球が生み出されると、その勢いのままにランガの腹へめり込んだ。

 ランガのいたところに飛鳥が立ち、ランガは鉄球とともに地面と水平に飛んでゆく。

 10メートルは吹き飛び、大きく転がりながらやっと止まるランガ。

 一瞬のことでわけがわからず、ぽかんとしている飛鳥が遠くのランガを見つけると、慌てて駆け寄る。

 飛鳥が声をかけようとしたとき、ランガは重たそうに立ち上がった。


「うん。合格。ちょっと引き継ぎ呼んでくるから待ってて。俺具合悪いかも」


 豪快な態度はどこへやら。顔を青く染め、ランガはギルドの中へ消えていった。

 

「アスカさんですね! カードを渡しますのでこちらにどうぞ!」


 やや遅れて試験場にやってきた受付嬢の案内で、受付カウンターに戻ってきた飛鳥たち。

 受付嬢が飛鳥に渡したのは、銀色に輝くカードだった。


「アスカはCランクか。妥当と言ったとこだな。・・・よし、依頼の完遂祝いも兼ねてパーッとやるか。報奨金も受け取ったしな」


 匡近が飛鳥にランクのことを教えると、レラがずっしりと重たそうな袋を掲げて提案する。

 匡近の表情が輝き、ギルドを出ていこうとすると、慌てた様子の受付嬢が声を張り上げた。



「緊急依頼です!! 西の国アルヴァントに魔物の侵攻が確認されました! Bランク以上の冒険者は、大至急、受注お願いします!!」


読んでいただきありがとうございました!

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していただいたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!

ぜひよろしくお願いします!

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