表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦闘専門の学園に異世界転移したら!?  作者: ラノベ大好き\津下 港
2/3

第1話  この学園どこかおかしい?!

 死んだ。


 あれ?

 一度視界が闇に飲み込まれた刹那、光がよみがえり、少しずつ意識が回復し、かすんだ視界も直った。

 その目線の先には空、空だ。

 「あ・・足が戻ってる。腹も。」

 足や腹の事故で負った怪我が全て治っていた。

 ゆっくり仰向けとなっていた体を起こし、一層混乱してきた。視線の先にはおおきなドーム型の建物が立っていたのだ。

 少し未来感がある。まるで10年後の東京みたいだ。・・・・・想像だけど。

 こんな一瞬のことが理解できず混乱し、また意識が遠のいていく。





 「んっ・・・うぅう。」

 目を開けた、視線のさきに女性が俺の顔を覗いていた。

 「あ! さめましたか!」


・・・・たしか、俺は死んで・・・あ~~~

 ここが前いた世界とは違うところだと悟った。

 「きーーたーーー! ここで俺は生まれ変わるんだ!」


 「大丈夫ですか!? ここどこかわかりますか?」

 「大丈夫です!・・・ここってどこですか?」

 「ここは戦闘学園のA区ですけどほんとうに大丈夫ですか?」

 やはり前のところとは違う。

 「戦闘学園?」

 「はいそうです。ここがあのアビリティー保持者世界1位の学校です!!!」

 そう女性はどや顔で俺を横目でみる。

 「アビリティー?」

 「知らないんですか?アビリティーとは生まれ持った能力のことです。しかしこのアビリティーを持つ人はごく少数ですが・・・・あ、あと私は大人ですけどアビリティー持ってますよ?!」

 じゃあ俺もアビリティーってやつを持ってるかもってことか?!

 「すみません。そのアビリティーってどうやって持ってる持ってないがわかりますか?僕アビリティー持ってますか?」

 「そうですね。では試してみましょう。」

 「試す?」

 「はい。そうです。あの高密度ガラスの部屋の中にある機械に手をかざしてみてください。もしアビリティー保持者ならばその能力が強制的に引き出されます。」

 なるほど もし俺が危険な能力だったら、危ないからこの高密度なガラスの部屋でやるというわけか。

 「で、では。」

 手をかざした瞬間目に違和感を感じた。

 その瞬間

 「やりましたね!アビリティーもってましたね!」

 きたーーー! やったぜ。これで俺は最強に?!

 「ところでこの能力はなんですか?」

 「まだ詳しくはわかりませんが、おそらく目が光っているので攻撃型ではないですね。」

 まじか!それって・・・・・・くそアビリティーか。期待して損した。

 

 どん! ドアが開き、かっこいい系の女性が入ってきた。

 「おう。 覚めたか。  ってなにをしているのだ?」

 「あ!学園長! 聞いてください! このこアビリティー保持者でした!」

 「そうか。 アビリティーを持っているのか。」

 そう言いながらこのかっこいい系の女性が俺の顔を覗き込む。

 「よし!お前うちにこい! アビリティー保持者なら無償でこの学校に入れるし、寮にも入れる!」

 「ちょっと学園長それは急すぎじゃ・・・・」

 ・・・・・・・・・・・・・

  俺は少し考え込み

 「あ。 はい、入ります。入らせてください!」

 これからどうしようかと迷っていたからちょうどいいイベントではあった。

 

 「カズキ。これを着ろ。」

 学園長の手元には制服らしいものがあった。




 ははw 着替えてすぐ教室で自己紹介かよ。

 「カズキ君は入っていいよ。」

 気合を入れなおし教室へ入る。

 「始めまして。 松本 カズキです。 よろしく。」

 ぱちぱちぱち。

 「じゃあ空いている席に座って。」

 空いている席を確認したとき、その隣の席の人と目が合った。 にらんでる?

 隣の席の人はさておき、思ってたより普通だった。 ただ机自体がタブレットの画面となっておりすごく近未来的な教室ではあった。

 ただ異世界の学校はどんなとこだろうと思っていたが前のところと、クラスの不陰気はそう変わりがなかった。

 


ただ授業の内容がおかしかった。 すごく・・・ものすごく・・・・


「じゃあ、1狙撃主 2狙撃主 3アタッカー 4アタッカー 5指揮官 このクラン、一人一人の性格とクランの状況からしてどの人を狙うか。  わかるやついるか~~?」

 

 授業の内容はすごく簡単だ。しかしみんな手を挙げない。もしかしてわからないのか?

 俺がわかったとしても手を挙げる勇気がない。

 「ん~それじゃ、松本君。」

 運悪く、美人の先生と目が合ってしまった。

 「えっ あ はい!  クランの状況からして指揮官がクランの中心で不陰気を作っているので指揮官、5番を狙うのが妥当です。しかしその普通を逆に捕らえると、罠に引っかかりやすくなります。そのため安全かつ、確実に勝つには、狙撃主を狙うのが最適だと思います。」


クラスみんなが俺を見ている。   は、恥ずかしい。 あんな厨二くさい発言をしてしまったことを後悔した。

 「せ、せいかいです。」

 先生も生徒も動揺していた。

 よかったー、正解だったか。 はあ俺の黒歴史に感謝だな。


 そう安心し、授業が終わった。


 



 


 

 

 

 

 

 

 

 


次回はクラン〔班〕の編成

そして訓練!


1日に一回、2日に一回を目標にして投稿します!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ