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大学入学
ミニスカートは男性にとって目の保養であった。楽しみの少ない男性のサラリーマンにとってミニスカートは生きる喜びであった。
経済学部の経済学科のDクラスにタカシは所属することになった。定員は45名でそのうち7名が女子である。
女子学生といっても高等学校の延長と言うか、女の子という感じである。
話をしも全然面白くない。乳離れをしていないというか、難しい話は無理である。
まだ母親の母乳を吸っているのではないか、ドライミルクの匂いを感じさせるほど女からは遠かった。
周りの男子学生も童顔というか、子供らしい感じである。えらいところに来たなとタカシは思った。
ここで2浪の悲哀を痛く感じたのである。