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200文字小説集

ふるさと(200文字小説)

作者: 日下部良介

僕たちを乗せた飛行機が緩やかに旋回しながら降下して行く。

窓から見える懐かしい風景が次第に大きくなってくる。


久しぶりに故郷に帰って来た。



10年前、歌手を夢見て、たった一人で東京へ出た。

誰にも理解してもらえず、家出同然だった。


歌手にはなれなかったけれど、父親になることはできた。



空港から外に出ると、背伸びをしながら胸いっぱいに故郷の空気を吸い込んだ。

隣で同じように背伸びをする娘を見て妻がクスッと笑った。



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― 新着の感想 ―
[一言] 良い感じにまとまっていて楽しく読ませてもらいました。
[良い点]  ふんわりとした雰囲気の、穏やかな作品で。優しい気持ちになれました。 [一言]  お嬢さんが、自分と同じ様なことをしているのを、となりで奥さんが見て微笑む、あぁ、何だかいいなぁ。と思いまし…
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