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マギア

世界に魔法あり。それはこの世界の理。各地に点在する世界樹から生み出されるエネルギーを変換して使われる魔法。人の生活その全てに於いて魔法が使われていた。

魔法こそがこの世界の全てであり、人々の信仰の拠り所であった。


魔法の根源である世界樹は地域によりその属性が異なり、各地の世界樹を中心に様々な特色を持った国が成り立った。


しかし、世界樹自身が互いに干渉し合わない事が災いして互いに足りない魔法エネルギーを補うべく、各地の世界樹に住まう民族同士の争いは絶えなかった。


地のエネルギーを持った世界樹を礎にした国、エルドラド。

戦闘には意欲的ではない民族である国。農業を中心として発展したエルドラドも例外ではなく争いに巻き込まれる事になる。


エルドラドの第三王子。マギア。魔法の名を持って産まれた彼は王子でありながら魔力を一切持たない不全者として疎まれながらも育てられた。


そんな不遇な運命に生まれた彼は世界が魔法を中心に進んでいく中、普遍な法則を見つけ、それ研究し続け、遂には世界を揺るがす技術へと成し遂げる。


それは、物理、そして化学と科学。魔法の世界では信仰に反した禁忌。野蛮な技術として疎まれていた。


世界は知る事になる。


場所に依存しない普遍な技術。どこでも変わらずに安定した結果をもたらす科学の力は人を支配する力なのだと。


そして、マギアは魔法と科学を掛け合わせ世界の理を変え伝説を作る。


それが、英雄伝であるか、悪魔伝であるか。


この物語の主人公、心優しきマギアの生き様が誰にとっての正義なのか、それは捉える者の立場によって変わってくるだろう。

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