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作者: 豊田直輝

「このまま世界が破滅していったらどうする?」

真衣がいつもの口調で語り出す

「そしたら一緒に破滅しようぜ。それが運命ならば仕方ないじゃん。破滅後の世界も悪くないと思うよ。」

「破滅したら私達は生きていなんだよ?」

真衣の不安は限りない

「この世で死なないとさ、あの世に生まれられないじゃん。あの世に生まれる楽しみは限りないよ。」

ここまで話をして、いつもの事だが

真衣と俺の話が分岐点となって交わらない

死んでみないとさ

その後の人生があるのか確かめられないんだがら

そんなに怖がる事はないんだよ。

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