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「豪快! 両国夢想」第6話「神なるもの」その49

「解脱教徒だと…?

貴様…世界を割る気か…」

「ええ…とりあえず大きくよっつに。

アナタがた契約者の他に、

第三契約者と解脱教徒。

それと日の本とリベラルアメリカの同盟で全部でよっつ。

そのうちアナタがたを除いたみっつで

ゆるやかな経済圏を形成します。

域内統一通貨を創設し、関税も撤廃します」

挿絵(By みてみん)

「通貨だと? 

なにを担保に…メタンハイドレートだけでは1000兆円程度しか…」

「そうですわ。

当面は日本近海に埋蔵されるメタンハイドレート100年分と

完全食品ユーグレナタブレットを担保にします。

これで軽く2000兆円は保証できますわ。

リベラルアメリカ1年の名目GDP分はありますから、

十分でしょ?」

「その先はどうする?

ユーグレナは作ればいいとして、

メタンハイドレートは無尽蔵ではないのだぞ」

意地の悪い質問だが、

当然越えなければならない問題だった。

「将来はブラックホールジェネレーターによるエネルギー供給」

「………」

そこまでは予想した解答だったらしくルーズベルトは大人しくしているが、

「それから――我々第4局は、宗教など必要としない」

と結繪が言った途端顔色が変わった。

「弾正府の守り神と言われる葛葉ねえさまたちも

けして万能な神じゃないし、

ねえさまたちを創造した者も神じゃない」

結繪の後を引きついで音音が続ける。

「人という種が、

一部かすべてかは別として、

用意された神などには頼らない精神を持った、

もう一段、高次の存在になるべきときが

近づいているんだと思いますわ。

一部ヨーロッパ、中国など無神論者の割合が高い国も

おいおい参加してくるでしょうね。

だからと言って、私たちは、

あなた達を迫害したりはしませんわ。

信教の自由は認めますから。

契約者はもう”ジ・オンリー”だとか第二だとか言ってると、

足下掬すくわれますわよ」

「………わ、わかった。

国内の兵をまとめよう」

縄を解かれたルーズベルトは

砂を払いながら立ち上がると

迎えのヘリに向かって歩き出した。


つづく

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