第一話
この国には立ち入り禁止とされている巨大な区域がある。通称『デス・カントリー』。略して『デスカン』とも呼ばれている。
また、デスカントリーには魔法を違法に使用する、『死の者』がいる。
この世界にはそのデスカンに調査しに行く『デスカン調査団』という人々が居る。
人数は不明、基地の場所も不明、何もかもが不明の政府に認められていない、非公認組織だ。
目的は、荒れたデスカントリーの浄化と、死の者の抹消。掲げた目標は
“蒼天を突け”
前書き長すぎや(序章コピーしただけ)
教授「え〜、そのためこのデス・カントリー、まぁ略してデスカンは極めて、危険人物が多いというわけで…」
✕月〇日、数名の新人デスカン調査団が決まった。隊長となる人物は愛野 蒼だ。隊長最年少となる。他の隊員も未成年で構成されている、最強の隊であった。
「はい、とまぁここまで説明しましたが、まぁ大体分かってるでしょう。あと詳しいことは調べてくださいっ…じゃあ準備してください。」
「よっしゃあ!!遂にだぜ!!遂に調査にいける!!」
同年代の弘太が飛び上がってはしゃいでいた。
「弘太、はしゃぎすぎよ。あくまで私たちは調査にいくんだよ。準備しなさい。」
はしゃぐ弘太を美玖がなだめる。いつもの光景だ。
「そ…そうだぞ。」
「全く…蒼も隊長らしくねぇなぁ。美玖に変わってもらうか?」
「そ…そんなことするもんか!せっかく教官に選んでもらったんだ。それに美玖のことは守らないと…」
「はいはい。ありがたいけど、あんたも準備しなよ。」
美玖に頭をチョップされた。調査に行く時は、薄い防具服と、ピストルを持って中に入る。
演習で銃器の使い方から、防護服が破れた時の対処法まで習った。順次は万全だ。
教官の前に、五人で並んだ。
「では、隊のメンバーを確認する!
隊長、愛野 蒼!」
「はい!」
「副隊長、青川 美玖!」
「はい!」
「戦闘員、広島 弘太!」
「はい!」
「戦闘補佐、桐竹 明!」
「はい!」
「観測員、泉 星香!」
「はい!」
「以上の五名のメンバーで調査をする!演習で何度も説明した通り、その防護服は使用者の死亡を検知して五分後に蘇生を開始する!ただし生き返る保証はない!…では、隊長 愛野蒼、蘇生可能な例を言え!」
「はい!蘇生可能な例は、心臓麻痺や、毒などの摂取です!また、核となる心臓部の欠損が起こると、防護服は機能を停止します!」
「完答だ!…まあいいだろう!お前らも調査に行きたいとウズウズしているはずだ!ここからは俺の管轄外、デス・カントリーでの安全を祈っている!それでは…行ってこい!」
弘太が話し終わった途端に走り始めた。それを追うように全員が走り始めた。
「なぁ、おい蒼!楽しみだな!」
「な…何が?」
「俺たちってさ!デスカンの『死の者』の元に産まれて、調査団に拾ってもらったじゃん!」
「…?ハァ…知ってるよ!それが?」
「だから、生まれてから十歳ぐらいまで蒼い空を見たこと無かったんだよな!」
「…!」
「だからこそ…ハァ…俺たちはデスカンで蒼天を見る…いや、蒼天を突くんだ!!」
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